プレイ時間: 2.4h (全実績完了済み) / 初レビュー日: 2024年5月19日

これを見つけた時の私「おっ、なんか変なゲームが出たな！遊んだろ！」
クリアした時の私「期待通りの変なゲームだったな！良き！」
こんな感じでした、私のようにこういったタイプのゲームが好きな人には刺さります
無料でインストールできますし以下の点を考慮したうえでプレイを検討すると良いかと思います

はい、ありません。もしかしたらあるのかもしれませんが私の見えるところにはなかったです
なのでゲームを閉じたら初めからスタートになりますし、一旦メニューに戻っても最初からになります
クリアまでどのくらいのボリュームなのか知らない状態で進捗がリセットされたら....ああ怖い怖い
私は「進捗消えちゃった...まぁゆーて大丈夫だろ！」で進めてみたら意外とサクッと終われたので何とか大丈夫でした

このゲームは日本語設定が実装されています、ありがたいですね
ただしあまりにも独特な誤訳が含まれているので注意が必要です

• 解像度を変えたい場合は”決議”を変更し"応募する"と変わります
  
• Escキーを押したゲーム中断時に"任意のボタンを押す"をクリックするとまさかのメニューに戻ります。セーブ機能がないため最初からのプレイになってしまうので、ゲーム中断時から復帰する場合はもう一度Escキーを押しましょう
  
• メニュー画面で"出発"すると"試合から離れたいのですか？ 出発/バック"と表示され"出発"するとゲームが閉じます、カピバラは出発せずに帰ってしまいます

今まで色々な誤訳を見てきましたが今回のは個性的でした、貴重な体験ありがとうございます

現時点で確認できたバグ・仕様不備は
・勢いがつきすぎるとカピバラが壁にめり込む
・何ならカピバラ自身にカピバラがめり込む
・水面落下時にリスポーンしない(友人経験談、私は未経験)
・フルスクリーン表示にするとゲームが落ちる(私の経験談)
・スタックした樽が突如消失しゲームがクラッシュする(私の経験談、1回のみ)
前半2つの謎挙動は変な物理演算インディーゲームの醍醐味なので正直問題ないです、むしろ問題ないです
後半3つに関しては意図しないバグかと思いますのでそのうち直る気がします

ボリュームも程よく進捗が滞ることなくクリアできております、難しい実績もなく安心の全実績設計でした
意図的に不便な操作も謎の物理演算も癖があるものの悪すぎるわけではなくこのタイプのゲームとしては許容範囲でした
皆さまの肌に合えば幸いです、良き謎ゲーライフを～

プレイ時間: 9.3h (全実績完了済み)

まず初めに、この3D青鬼は⇐これめっちゃ大事
これには私からの意見もありますが、Steamの『このゲームについて』の以下の文章にも表れています

Originally posted by 開発元:

【こんなプレイヤーにお勧め】
・ゲーム実況が好き
・青鬼を知っている
・ホラーが好き
・ステルスアクションが好き
・謎解きが好き
・RTAが好き
・手軽に遊びたい

そうなんです。『青鬼が好き』な人ではないんです。人にオススメなんですね
他の項目は『好き』という単語を用いているのに青鬼に関しては言及を避けています
ゲーム制作者さんも本家青鬼と比較して何かしら思うところがあったのかもしれませんね
伝説のゲームに挑む気概と伝説には届かなかった儚い想い、それらを踏まえた控え目な文章...味わい深い...

じゃあどういった人にオススメかというと、チクチクした言い方にはなりますが

• インディーホラーであればどんな質のゲームでも楽しめる人
  
• 無料の脱出ゲームのようなあっさりとした謎解きが好きな人
  
• バグや仕様不備などちょっと詰めが甘いつくりのゲームが好きな人
  
• 変なゲームが好きな人

にはオススメかなって思います。これ私のことなんですけどね

オススメしない理由は皆さん怒涛の勢いで書き連ねていますし、私はそれらを省略してオススメな点でも書いときます
変なゲームを数多く楽しんできた私ならではの視点でお伝えしますのでぜひ

ゲーム開始とともにロッカーの中で目を覚ました私....
右も左も分からないまま辺りを見渡すとテーブルには一枚のクリップボードが....
私「はぇ～ これが操作ガイドかぁ...裏も何か書いてあるかな？」ﾏｳｽｼｭｼｭｼｭｯ
板「じゃあの。」ｸﾙｸﾙｸﾙ~ (画面上部に消えていく)
私「！？！？！？」
回転しながら飛んでった....何だこれは....？
3Dホラーゲームのアイテムってマウスを動かすことで360度色んな角度から確認できたりしますよね
なんとこのゲームのアイテムはんです、斬新ですよね
私はそれでスーパーマ〇オのスターの動きを真似してしばらく遊びました

序盤のクリップボードの面白さはこれだけではありません
一通りクルクルさせて遊んだ後、記載された内容に目を通していた時です
「えっとどれどれ....ほう、懐中電灯も拾えたりするんだ........んっ？」
Oh... If you have...
何故英語なのか...何故余韻を残しているのか...I don't know...
ネットミームにもなった『初カキコ…ども…』のようなジワジワとくる面白さがあります
そういえばこのゲームタイトル『最恐 -青鬼- / Absolute Fear -AOONI-』も見返してみると中々深いコクがありますよね
このワードチョイスにかつて忘れ去られた中二心がくすぐられノスタルジックな気持ちになりました（狂ってる？それ誉め言葉ね）

埋まります。それはもうすっぽりと。2Dの本家青鬼にはできない芸当です
このゲームには扉や階段が出てくるのですが、第一章/第二章の青鬼は扉は通り抜けることができず階段は上ることができません
それでどうなるかというと...扉から顔だけめり込んでこちらをにらんできたり、階段をすり抜けて頭頂部だけこんにちはしたりします
埋まった青鬼なんてもう怖さはありません、むしろ可愛いです、教育テレビに出てきても違和感なさそうな愛嬌さえ感じます
なお可愛すぎて撫でようとしたら食われました

このゲームで一番品質が良いのは最終章です、全然ゲーム性が違います
飛びきり良いわけではないですが第一章と比較すると断然良いです
第一章/第二章という虚無空間を生き延びたもののみが味わえるご褒美です
大抵のレビューで述べられているのは第一章のみor第二章までプレイした感想ですので最終章の言及が少ないんですよね...
もしみんな最終章まで遊んでいたら『絶対オススメしない』から『ちょっとオススメしない』に評価が変わっていたことでしょう

とまぁこんな感じです
私は面白おかしく遊んだので満足しました
正直なところ万人にはオススメできませんが、上記を踏まえそれでも大丈夫そうな人には遊んでみてほしさはあります
価格設定は強気だなと思ったのでタイミングを見計らいつつぜひ
If you have...