人間はね、何も知らないし、自ら予測することができない。君一人の運命は当然、自分の頑張り次第だ。けど、歴史の進展も考慮すべきだ。私が上海市委員会書記として、どうして北京に選ばれたのか、私は絶対に知りませんでした。だから小平同志が私に声をかけて下さった。「中央ではもう決まりました。君は総書記になれ。」と。私は「他の賢明な方を探してください」と答えた。これは実に謙遜ではなかった。私はただの上海市委員会書記である身、なんで北京に？でもね、小平同志が「既にみんなが検討して、決めた事だから」とおっしゃいました。ですから私は後、二つの詩を詠んだ。「苟も国家に利すなら生死を以（もっ）て、禍か福かに因って避けたり趨（うなが）したりに之（いたる）訳なからず」と言う。だから私は北京へ。来たから十数年、私の成した事は特に何もなかった。およそ三つ：
一、社会主義的な市場経済を確立した事；
一、鄧小平の理論を党の紀章に記した事；
一、我々の知った〝三つの代表″と言う事。
もし他に成績があると言えば、軍隊の商売行為を一切禁ずる事！これは軍隊の運命と深く繋がったのだ。この後は一年八か月間務めたので、部隊に十五年間の軍隊委員会主席を務めたとも言える。そして九八年の洪水防止も一大事だ。でもこれは二の次で、私の成した主な事はあの三件だ。恥かしいながら、些細な仕事をしただけだ。みなさん、どうもありがとうございました。