リアル寄りの大規模対人FPSです。
アップデートはそれほど頻繁にではありませんがマップや新兵器の追加も着々と行われていてこれからが楽しみなゲームでした。
しかし、幾度にも渡ってロードマップやアップデートで実装の予定を公表しては、自ら設定したスケジュールを守らず、予定にない要素を追加して本来実装されるべき要素が追加されなかったりとメチャクチャな「ユーザー軽視」の姿勢を取り続けています。

２０２３年１２月の最新のアップデートの後、サーバーリストの表示数が少なくなって遊べるサーバーが表示されない事が多発するバグが追加されました。購入された場合には根気良く更新をクリックし続けて下さい。
ちなみにこの致命的なバグを放置してたままOWI（ゲーム制作会社）は休暇に入ることを宣言し、さらにその後、セールで販売を促進するための宣伝ツイートだけは欠かさず行っています。そんな会社なんて有り得ないと思いました？あるんですよ。ここに。
同じような事が前にもありましたがその際には流石にバグを放置はせず、パッチを差し戻してバグを修正してから再度リリースしていましたが今はそれすら行っていません。

敵と味方の識別の助けとなっていた味方のネームタグの表示がより少なくなり、戦闘時には照準器のブレや制圧効果で敵味方の識別がかなり難しくなったので新規で始めたばかりだと撃ち合い以前の問題でつまらないかもしれません。またスタミナ管理や覗き込んでの射撃時に「開発が指定した状態」でないとまともに撃ち合えない様に変更が加えられたため、この「ゲームをFPSとして」楽しむことは困難でしょう。

VCを使った連携や分隊単位で役割分担することを前提に作られたゲームなのでそういった所をしっかりしている分隊でプレイすると他のゲームでは味わえない連帯感を味わうことができます。一方で連携の名のもとに「押し付け」や「嫌がらせ」などコミュニケーションにおける悪い部分に耐えなければならないこともあります。そしてこのゲームを建設的にプレイしようとするほど意味不明な一方的な会話に悩まされることになります。

また、今までは近くのチームメイトと連携すると有利を取れるため「連携を楽しむことが出来ました」が直近のアップデートで分隊が密集すると一つの火器に制圧されてしまい不利になるため、より分散した行動を取る必要が出て各自が離れて行動した方が有利になって「連携プレイを楽しむ余地が少なく」なりました。

アップデートによって全体のバランスがどう変化するかを考慮されているゲームは良いゲームですが今のSQUADにはそれはありません。
一例として、歩兵のみに相対的に弱体化の変更が加えられたため、車両が強すぎてマップの広さによっては100人対戦のうち1~2割程度のプレイヤーが操作する車両の勝敗がゲームの勝敗に直結する様になり残りのプレイヤーは「ただ存在するだけ」に等しい立ち位置となりました。さすがにやりすぎたと開発も認識したのか歩兵の対戦車火器に少し強化を加える修正が入りましたが基本的なバランスは変わっていません。

キャラクターの移動速度に制限が加えられましたが、マップの大きさは制限を掛ける前のものの為、移動にストレスを感じる様になりました。さらに移動速度の制限で実質的に戦闘時にも遮蔽から遮蔽への移動時間が伸びたので移動すること自体が不利になって試合が動かなくなり、良く言えば睨み合いという何も発生しない時間が増えました。

開発はこれらのアップデートの動機がプレイヤースキルが高いプレイヤーや単独行動をするプレイヤーが活躍することを抑制する目的だったり、よりリアルな挙動を目指すためと説明していますがその目的が達成されているとは思えません。

まず、近距離での撃ち合いの場面では直立不動で腰だめで射撃するスタイルがもっとも有利に調整されました。近距離の戦闘において遮蔽を使って隠れたり敵を狙ったり移動しながら建物などをクリアリングすると前述した通り「棒立ちで腰だめで待ちのプレイヤー」に負けるため、勝つためには伏せてひたすら敵を待つか「棒立ちで戦う」必要が出てきました。「棒立ちで戦うことが」リアルとかけ離れていると感じるのは私だけではないと思います。

明後日の方向に飛ぶ銃弾や砲弾に怯んだり、視点を移動すると銃口がそちらに振り回される挙動が追加されましたが、訓練を受けた正規軍の兵士が戦っているはずなのにどのような構え方をしていると銃に人が振り回されるのか理解できませんし、明後日の方向に飛ぶ銃弾や砲弾に制圧効果を受けるSQUADに登場する兵士がリアルというのはいままで様々な紛争地帯で戦ってきた兵士を馬鹿にしているとしか思えません。

プレイヤースキルが高いプレイヤーは今の調整においても依然として高いキルレシオを保っていますのでこの調整をそういったプレイヤーの対策というのは意味不明ですし（どんな調整をしても強いプレイヤーが強いのは当たり前です。）単独行動についてもアップデート後も特に問題なく活躍できますし、状況によってはアップデート後の方が効果的に結果を出す事が出来るため逆効果と言えるでしょう。

今までのSQUADは対人戦を連携と戦略的，戦術的なFPSとして楽しめるところがとても良く、それが大きな魅力の一つでありましたが今はあまりにもストレスフルでテンポも悪く、FPSとしての魅力を失っていて「FPS」を遊びたいプレイヤーにおすすめ出来ません。
百歩譲って雰囲気を楽しむだけなら良いと思います。しかし、このSQUADは最大100人対戦の「FPS」です。Coopのシミュレーターとしてならおすすめ出来ますが、現状、FPSとして長く遊べないこのゲームをおすすめすることはできません。
（雰囲気が良いと言いましたが私は今回のアップデートはドラマチックな演出が増えただけでリアリスティックになったとは思っていません。）

また、いままでも人を選ぶニッチな需要を拾ったゲームでしたが（所有数に比べてアクティブなプレイヤーが少ないことからも明らかに）、FPSとして楽しいかという点で疑問しかない今の状態のままではいずれSQUADを遊ぶ人はより少なくなってしまうと思います。
更に各所で「別にいまのSquadが受け入れられないなら他のゲームを遊べば良い」などのコメントも見受けられますが「人が離れていって楽しく遊び続けるための人口を維持出来なくなってしまう」状態になってしまう可能性があるのに今回のアップデートを通じてより排他的な姿勢が色濃く出てしまいました。

私は数々のインディーゲームをプレイしてレビューしていますが対人のFPSからアクションゲームまで、オンラインでかなり面白い要素を持っているにもかかわらず何らかの理由で人を集めるのに失敗したり人が離れてしまって所謂「過疎」状態となり消えていったゲームを数多く見てきました。
今の開発の方向性と今のアップデートを評価するコミュニティの方向性が現状のままではこのゲームも同じ道を辿って過疎状態になり「そもそも遊べない」状態になることも考えられますのでそういった意味でも購入をおすすめ出来ません。

今まで多少のバグや微妙な調整があっても、Squadというゲームを楽しんできましたし、数々の調整や変更にも順応してきました。それだけSquadというゲームは楽しめる層には本当に楽しいゲームでしたので今まではこのゲームをおすすめしてましたが、現在のSquadはどう考えてもおすすめできる状態ではありませんので現状に合わせてレビューの評価を変更させて頂きました。

リアル寄りの大規模対人FPSです。 アップデートはそれほど頻繁にではありませんがマップや新兵器の追加も着々と行われていてこれからが楽しみなゲームでした。 しかし、幾度にも渡ってロードマップやアップデートで実装の予定を公表しては、自ら設定したスケジュールを守らず、予定にない要素を追加して本来実装されるべき要素が追加されなかったりとメチャクチャな「ユーザー軽視」の姿勢を取り続けています。 [b]２０２３年１２月の最新のアップデートの後、サーバーリストの表示数が少なくなって遊べるサーバーが表示されない事が多発するバグが追加されました。購入された場合には根気良く更新をクリックし続けて下さい。 ちなみにこの致命的なバグを放置してたままOWI（ゲーム制作会社）は休暇に入ることを宣言し、さらにその後、セールで販売を促進するための宣伝ツイートだけは欠かさず行っています。そんな会社なんて有り得ないと思いました？あるんですよ。ここに。[/b] [u]同じような事が前にもありましたがその際には流石にバグを放置はせず、パッチを差し戻してバグを修正してから再度リリースしていましたが今はそれすら行っていません。[/u] 敵と味方の識別の助けとなっていた味方のネームタグの表示がより少なくなり、戦闘時には照準器のブレや制圧効果で敵味方の識別がかなり難しくなったので新規で始めたばかりだと撃ち合い以前の問題でつまらないかもしれません。またスタミナ管理や覗き込んでの射撃時に「開発が指定した状態」でないとまともに撃ち合えない様に変更が加えられたため、この「ゲームをFPSとして」楽しむことは困難でしょう。 VCを使った連携や分隊単位で役割分担することを前提に作られたゲームなのでそういった所をしっかりしている分隊でプレイすると他のゲームでは味わえない連帯感を味わうことができます。一方で連携の名のもとに「押し付け」や「嫌がらせ」などコミュニケーションにおける悪い部分に耐えなければならないこともあります。そしてこのゲームを建設的にプレイしようとするほど意味不明な一方的な会話に悩まされることになります。 また、今までは近くのチームメイトと連携すると有利を取れるため「連携を楽しむことが出来ました」が直近のアップデートで分隊が密集すると一つの火器に制圧されてしまい不利になるため、より分散した行動を取る必要が出て各自が離れて行動した方が有利になって「連携プレイを楽しむ余地が少なく」なりました。 アップデートによって全体のバランスがどう変化するかを考慮されているゲームは良いゲームですが今のSQUADにはそれはありません。 一例として、歩兵のみに相対的に弱体化の変更が加えられたため、車両が強すぎてマップの広さによっては100人対戦のうち1~2割程度のプレイヤーが操作する車両の勝敗がゲームの勝敗に直結する様になり残りのプレイヤーは「ただ存在するだけ」に等しい立ち位置となりました。さすがにやりすぎたと開発も認識したのか歩兵の対戦車火器に少し強化を加える修正が入りましたが基本的なバランスは変わっていません。 キャラクターの移動速度に制限が加えられましたが、マップの大きさは制限を掛ける前のものの為、移動にストレスを感じる様になりました。さらに移動速度の制限で実質的に戦闘時にも遮蔽から遮蔽への移動時間が伸びたので移動すること自体が不利になって試合が動かなくなり、良く言えば睨み合いという何も発生しない時間が増えました。 開発はこれらのアップデートの動機がプレイヤースキルが高いプレイヤーや単独行動をするプレイヤーが活躍することを抑制する目的だったり、よりリアルな挙動を目指すためと説明していますがその目的が達成されているとは思えません。 まず、近距離での撃ち合いの場面では直立不動で腰だめで射撃するスタイルがもっとも有利に調整されました。近距離の戦闘において遮蔽を使って隠れたり敵を狙ったり移動しながら建物などをクリアリングすると前述した通り「棒立ちで腰だめで待ちのプレイヤー」に負けるため、勝つためには伏せてひたすら敵を待つか「棒立ちで戦う」必要が出てきました。「棒立ちで戦うことが」リアルとかけ離れていると感じるのは私だけではないと思います。 明後日の方向に飛ぶ銃弾や砲弾に怯んだり、視点を移動すると銃口がそちらに振り回される挙動が追加されましたが、訓練を受けた正規軍の兵士が戦っているはずなのにどのような構え方をしていると銃に人が振り回されるのか理解できませんし、明後日の方向に飛ぶ銃弾や砲弾に制圧効果を受けるSQUADに登場する兵士がリアルというのはいままで様々な紛争地帯で戦ってきた兵士を馬鹿にしているとしか思えません。 プレイヤースキルが高いプレイヤーは今の調整においても依然として高いキルレシオを保っていますのでこの調整をそういったプレイヤーの対策というのは意味不明ですし（どんな調整をしても強いプレイヤーが強いのは当たり前です。）単独行動についてもアップデート後も特に問題なく活躍できますし、状況によってはアップデート後の方が効果的に結果を出す事が出来るため逆効果と言えるでしょう。 今までのSQUADは対人戦を連携と戦略的，戦術的なFPSとして楽しめるところがとても良く、それが大きな魅力の一つでありましたが今はあまりにもストレスフルでテンポも悪く、FPSとしての魅力を失っていて「FPS」を遊びたいプレイヤーにおすすめ出来ません。 百歩譲って雰囲気を楽しむだけなら良いと思います。しかし、このSQUADは最大100人対戦の「FPS」です。Coopのシミュレーターとしてならおすすめ出来ますが、現状、FPSとして長く遊べないこのゲームをおすすめすることはできません。 （雰囲気が良いと言いましたが私は今回のアップデートはドラマチックな演出が増えただけでリアリスティックになったとは思っていません。） また、いままでも人を選ぶニッチな需要を拾ったゲームでしたが（所有数に比べてアクティブなプレイヤーが少ないことからも明らかに）、FPSとして楽しいかという点で疑問しかない今の状態のままではいずれSQUADを遊ぶ人はより少なくなってしまうと思います。 更に各所で「別にいまのSquadが受け入れられないなら他のゲームを遊べば良い」などのコメントも見受けられますが「人が離れていって楽しく遊び続けるための人口を維持出来なくなってしまう」状態になってしまう可能性があるのに今回のアップデートを通じてより排他的な姿勢が色濃く出てしまいました。 私は数々のインディーゲームをプレイしてレビューしていますが対人のFPSからアクションゲームまで、オンラインでかなり面白い要素を持っているにもかかわらず何らかの理由で人を集めるのに失敗したり人が離れてしまって所謂「過疎」状態となり消えていったゲームを数多く見てきました。 今の開発の方向性と今のアップデートを評価するコミュニティの方向性が現状のままではこのゲームも同じ道を辿って過疎状態になり「そもそも遊べない」状態になることも考えられますのでそういった意味でも購入をおすすめ出来ません。 今まで多少のバグや微妙な調整があっても、Squadというゲームを楽しんできましたし、数々の調整や変更にも順応してきました。それだけSquadというゲームは楽しめる層には本当に楽しいゲームでしたので今まではこのゲームをおすすめしてましたが、現在のSquadはどう考えてもおすすめできる状態ではありませんので現状に合わせてレビューの評価を変更させて頂きました。