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10.9 hrs on record (7.0 hrs at review time)
今日はスピード感溢れるローグライト系アクションゲーム、ScourgeBringer(スカージブリンガー)を紹介するよ!

まずはざっくり概要紹介。
主人公は剣と銃を使って悪魔の群れをぶちのめし、ダンジョンの謎を解いたりしながらどんどんダンジョンの奥を目指していきます。
ダンジョンは1部屋1画面構成で上下左右につながっていますが、この構造が毎回ランダムに変化します。
とはいえ、どのステージにも必ずベンダーや血の祝福(一時スキル)を得られる部屋が存在するので、そこらで準備を整えることができます。
各ステージに待つ中ボス大ボスを撃破すればそのステージはクリア、次のステージに挑めます。

凄い! 完璧すぎる…過不足無く概要を伝えきった…
が! 私は概要以外にいっぱい色々言いたいのでした!
うるせえ概要以上の情報はいらねえ! という方は…済まないが消えてもらおうか! バキューン!

ゆっくり超スピードで駆け回れ
プレイヤーはなんかどっかの一族の最強にして最凶の戦士らしく、まあ実際パフォーマンス超高い。初期状態で打撃に斬撃に銃撃、二段ジャンプに壁掴み、攻撃力のあるダッシュまで使えるこの機動力の高さ!
これで雑魚的くらいなら簡単に殲滅…簡単に…
できないんですよコレが。いやできる人もいるかも! 私はちょっとこう…頭に矢を受けてしまってな。

具体的には、このゲームはちょっと慎重なプレイを心掛ければ、ボス以外は割とすんなり倒せます。が、このゲームは基本忙しいので、思考がついていかずに被弾するのです。
敵の弾は(スキルをとれば)斬撃で弾けます。が、同時に強攻撃は敵をスタンさせる手段でもあります。そして連射はできないので、敵Aをスタンさせている間に敵Bの弾を食らう…とかがたいへんよくある。

では、どうすればいいのか。
スピードに慣れる。いいですね!
焦らない。その通り!
平常心。大事ですね!

ところでこのゲーム、オプションから敵弾の速度と、ゲーム全体の展開の速度を調整できます。
ぶっちゃけこれを90%にしただけで、かなり思考時間を稼げるようになるはずです。
他にも回復アイテムの出やすさとかを多少調整できたりもするので、これむずくない?と思ったら是非オプションいじりをしましょう。

斬撃を振り回せ
このゲームは斬撃がかなーり大事。ポジション的には強攻撃みたいなもの。
弱攻撃に比べれば攻撃範囲は広いけどそこまで広いわけではなく、連射は効かず、威力も弱攻撃と変わらないのにどこが強攻撃的存在?という感じですが、斬撃は大変役に立ちます。

ゲーム攻略の上で非常に重要なのが斬撃を加えることで起こせるスタン。
一応冒頭のチュートリアルでも説明してくれていますが、敵は攻撃する前に「!」マークを頭上に出します。「!」を出しているモンスターに斬撃を当てると相手は有無を言わさずスタンします。これは中ボスだろうが大ボスだろうが同じです。
逆に「!」が出ていない敵は、なんぼぶったたいてもスタンしません。敵の中には攻撃直前でも絶対に「!」を出さない相手も居るので注意が必要ですが、敵が「!」を出したときは危険であり、同時にチャンスでもあります。
このゲームはスタンした相手により高ダメージを出すアイテムなどもあるので、容赦なくスタンを狙ってブチ殺していきましょう。

また前にもちょろっと話しましたが、スキルを取得すれば斬撃で敵弾を弾き返すこともできます。中には弾を弾き返すとぐっと攻略が楽になる相手も居るのでこれは大変重要。
他にも竜撃なる高性能ダッシュみたいな技もあり、これは使うと敵弾を打ち消しながらダッシュできるという代物。敵に攻撃したいけど、矢鱈弾が撃ち込まれていてなかなか近付けない…というときも、これが使えると大変展開が楽になります。
なお、スキルの取得には「審判者の血」なるアイテムが必要ですが、これは主に中ボス、大ボスを倒すと得られるものです。弾き返しはまだしも、竜撃はかなりポイントを突っ込まないと取れないので、最初から狙っていくのは若干無謀です。

銃を使え
打撃斬撃がメインの攻撃手段なのは間違いないですが、銃撃もまた非常に重要です。
初期装備の銃は一発当たり打撃1回分の威力しかなく、さらに弾数制限があってちょっと頼りないんですが、それでも近付きたくない相手(近付くとすぐに放電してくる敵とか)に対しては有効です。
しかし、星の数が多い(購入時に武器名の上に出ている星の数)が多い武器は強い! ショットガンやマシンガンなど色々ありますが、軒並み高威力でなかなか頼れます。
銃弾は敵を倒していると使用回数が回復する仕様なので、ばしばし撃ってばしばし斬っていきましょう。

また、銃にはモッドを積むことができます。
ここでいうモッドは判り易く言えばゲーム中に出てくる武器の改造パーツです。ゲーム外部から色々突っ込むほうではありません。
モッドは銃に装備するタイプの武器で、特定の敵に対しての攻撃力を上げるもの、大半の攻撃は全然ダメージ出なくなるけどたまにすごいクリティカルヒットを出すもの、弾丸が跳ね返るものなど効果は様々。
モッドは買ったり拾ったりすれば使えますが、使うためには銃に空きスロットが必要です。初期銃はスロットがいっこもない残念仕様なので、是非道中銃を買いましょう。市販の銃には最初からモッドが組み込まれているものもあります。

このゲームを買え
というわけで、なかなか楽しいゲームなんですよ。よくできてる! かなりお勧めできるゲームです。
完全日本語対応してるのも素晴らしい点。若干不自由さはあるものの、理解するにはほとんど影響ないレベル。
ただ、銃の「爆風.32」ってなんなんだろう…銃弾の名称ですかね?
Posted 1 November, 2020. Last edited 3 November, 2020.
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6.8 hrs on record (2.0 hrs at review time)
ハローみんな! Eisおねーさんだよ!
みんなは8ビット風アクションゲームは好きかな? 私は結構好きだよ!
Eisおねーさんも幼い頃はファ○コンでマ✕オやらゼ△ダやらやってたから、はい年齢を逆算した人は後でマジカル☆ドラゴン殺しでおしり100叩きの刑ね。

さて、今日紹介するのはDraconic Routeっていう、8ビット風アクションゲームだよ。
8ビット風だけあって見た目はチープって思うかもしれないけど、中身はとてもしっかりしてるんだ。って聞くと、ゲーム好きな君も気になるでしょ?
じゃあ、一緒にこのゲームを知る旅に出かけよう!
準備は良いかな? それじゃあ一緒に!
マジカル☆ ラディカル☆ セントーン☆

(Eisおねーさん、Draconic Routeを起動する)

…えっ、いつもみたいに背景変わったりしないのかって? 今日ちょっとマジカル☆プロジェクターの調子が悪いから、そーいうのはまた今度ね!

さて、プレイヤーは主人公の戦士を操作して、各地に点在するダンジョンを踏破しながらドラゴンの住まう地を目指し、最後はドラゴンをメコッ☆とやっつけるのが目的。
必ず最初に訪れる館では、先輩戦士的なひとがアイテムくれた上に丁寧にチュートリアルしてくれるんだけど、先輩は方向キー2回押しでできるダッシュのことは教えてくれないから気を付けてね! このゲーム、ごはんがない状態で満腹度が0になるとどんどんライフ減ってあっという間に餓死するから、移動時間を短縮するのは超大事だよ。

ところでこの、なんていうの?
2段ジャンプ中に出せる兜割がダメージ2倍、横ジャンプ中に出せるジャンプ攻撃がダメージ3倍ってどこかで…いやいや、邪推はやめておこう!

チュートリアルを終えたらマップを移動してダンジョンに突入するよ。道はいくつかに枝分かれしていて好きな行き先を選べるんだけど、ダンジョンに入る前に、どのボスがいて、どんなアイテムをドロップするか見れるから慎重に行き先を選ぼう。一部アイテムは攻略を大きく楽にしてくれるし、避けられるなら苦手なボスは避けたいもんね。
それから、一度攻略したダンジョンを超えて道を戻ることはできない(必ずドラゴンの住まう地に向けて一方通行になる)から、すべてのダンジョンを攻略してアイテム山盛りで突入!ということはできないよ。
アイテムはポーズ中に効果を確認したり、使用アイテムを選択できるから、状況に合わせて有効なものを選ぼう。特に攻撃アイテムには赤青緑の属性があって、敵の体を覆うオーラの色に対してうまいこと選ぶと大ダメージを与えられるよ。

…ポーズ中にアイテム選択…ネックレスで石化…? あー、いやいや、たまたまかなー?

ところでEisおねーさんはアクションゲーム歴がそこそこ長いので難易度Normalで始めてみたんだけど、うん、ふつーに難しい!
このゲームはローグライク要素があって、フィールドの形状、配置されるダンジョンや敵の種類、ドロップアイテムなんかがランダムに変わるのね。でも、それじゃあ難易度低いマップを引くまで捨てゲーじゃん、ってなると思うじゃない?
ところがさにあらず。確かに上述の要素はランダムなんだけど、これをランダマイズするタイミングはプレイヤーが任意で選べるのでした!
つまりどういうことかというと、何度でも同じ構造のダンジョンに挑むことができる=経験と学習で攻略を組み立てられるうえに、任意でランダマイズできる=プレイヤーが変えたいタイミングでそれらを刷新できるという構成。
ローグライクの良いところはランダマイズによって毎回違うプレイができるってことだけど、同時に毎回違うプレイをせざるを得ないということでもあるよね。けど、これは同じプレイができるから前回経験がきっちり活かせるし、そのうえで変化が欲しければランダマイズを選ぶこともできる。
これって結構良くない? 私はすごく良いと思う。アクションゲーム歴が長い割には下手なEisおねーさんも、いつか難易度Normalでクリアできるってことだよね!

(Eisおねーさん、Draconic Routeを終了する)

というわけで、このゲームはレトロな見た目だし、操作性もレトロチックではあるけど、ローグライクの良いところをうまく出している素敵ゲーム。
一言で纏めるとローグライク要素をうまいこと組み込んだドラゴンバs…うん、あー、もういいか!

一方通行のフィールドマップを移動して、ダンジョンを踏破してアイテムを集めつつ、ドラゴン山を目指していく構成。
ダンジョンに長居すると殺しに来る敵やアイテム泥棒。
マジックアイテムを選択して、魔法弾や石化、画面全体攻撃なんかを使うシステム。
全体的な要素から察するに、たまたま似たとかパクったというより、+ムコのドラゴンバスターリスペクトゲームだよねコレ!
そこにドラゴンバスターにはなかった特殊な敵や属性要素、ローグライク要素を実にうまいこと盛り込んだ感じ。
良い! とっても良い! Eisおねーさんこういうの凄く良いと思います!

というわけで、ドラゴンバスター好きだった人はこのゲームめちゃめちゃ好きだと思う。Eisおねーさんはあほみたいにファ〇コン版ドラゴンバスターやってたからもうメロメロです。
もっと細かく言いたいことはいっぱいあるんだけど、書いても書いてもきりがないからこの辺にしておくね!
それじゃ、まったねー!

…あ、最後にいっこだけ。
最初のチュートリアルやってくれる先輩戦士、こっちの攻撃当たっちゃうんですよね。
ライフ上限あるっぽくて、普通に撃破できちゃうんですよね。
撃破するとお肉が出るんですよね…。

…本当に食べてしまったのか?

全部お肉を平らげると、何食らっても一発死が確定するサドンデスモードになるっぽいよ!
その代わりおなかすかなくなるっぽいんだけど、アクションへたちんなEisおねーさんは餓死するまえに普通に死んでしまうので確認できていません。
この先は君自身の目で確かめてくれ!(昔の攻略本風)
Posted 3 November, 2019. Last edited 8 November, 2019.
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33.4 hrs on record (14.0 hrs at review time)
「Riddled Corpses」や「Xenon Valkyrie」を作った個人的に大好きなメーカー、Diabolical Mindの新作「Demons Tier」のレビューだよ!

とある村に、1200年前になんやかんやあって封印された、邪悪な王様が治めてたモンスターまみれの居城に通じる穴が空いたので、騎士魔法使い弓使い僧侶狂戦士暗殺者というバランスが取れた6人パーティの主人公一行がやっつけに行くというストーリーラインに見えるけど、私の英語力は低いので間違ってたらごめんね!

このゲームのことをざっくり説明すると、ジャンルは見下ろし型の全方位シューティング。そこにRPG的な装備品や能力値のレベルアップ、更にローグライト要素も加わって、好きな人にはたまらない感じ。私とか。
前2作をやったことがあるプレイヤーには「Riddled CorpsesをベースにXenon Valkyrie要素を入れて割と丁寧に調整したゲーム」って説明すると判り易いんだけど、知らない人には伝わりにくいと思うのでざっくり説明するね。
  • 16ビットの雰囲気たっぷりなゲーム性&グラフィック
  • いっぱいお金稼いでキャラクターや装備をアンロックしていく
  • 道中死んだら持ち物色々なくなるけど、ローグライトなので段々難易度下がってくる
  • 一部のステージはエフェクトが激しくて画面の視認性が悪くなる
  • 女の子がみんな可愛い
よし、大体いつものDiabolical Mindだった。
じゃあ、もう少し踏み込んで説明していきますか。


パーティ組めないパーティメンバー
主人公たちは6人パーティなんだけど、何故かダンジョンに潜るときはひとり旅(ふたりプレイ可能で、その時はふたり旅)。ストーリー的には同行してるっぽいんだけど、プレイヤー的にはソロでダンジョンに潜っていくことになります。
また、初期操作キャラのナイト以外は、ダンジョンで稼いだお金を払ってアンロックするまで使用不可。思わずパーティという概念について考えちゃうよね…。

キャラクターごとの違いは初期パラメータと使用可能なスキル。例えばナイトはHPと防御力が高く移動速度はそれなり、火力は低く射程は短い。使用可能なスキルは一定時間の防御力上昇と、生存に重きを置いた性能。
一方2000ゴールドを支払うと使えるようになるウィザードは、虚弱鈍足紙装甲と三重苦を抱えているけど、火力は高く射程も長いという砲台キャラ。スキルは超高威力の炎を全周に発射するという火力特化タイプ。

キャラクターはステージ間でお金を払ってパラメータを成長させることが可能なので、理屈の上ではいずれスキル以外の性能差はなくせるけれど(勿論逆に特化もできる)、ナイトの短射程低威力の攻撃はやはり辛いので、早めに他のクラスに変えていきたいところ。
頑張って鍛冶屋でナイトの武器を変えるのもありだけど、色々考えるとまずはウィザードにお布施した方が楽で良いんじゃないかな。


地獄の沙汰も金次第(※メーカーの方針)
さて、前段ではキャラクターのアンロック、パラメータの成長にお金が必要という話だったけど、お金は更に装備品及び消耗アイテムの購入にも必要になるため非常に重要。

ところで、このゲームはローグライト要素を組み込んでいるから死ぬと色々失われるんだけど、その最たるものがお金。懐にあったお金はびた一文のこさず消滅、更に成長させたパラメータも容赦なく初期化。
しかし太っ腹なことに、各キャラクターのアンロック状況と購入したアイテム及び装備品については一切手付かず。更にキャラクターのアンロックと装備品については一括払いの必要がなく、10ゴールド単位で積み立てることが可能なので、できるだけ宵越しの銭は持たない主義で行きましょう。

ちなみに2019/02/09時点の話ですが、キャラクターにお金を払うときはボタン押しっぱなしでがーっとお金払えるのに、装備品購入時の支払いはボタンを押すたびに10ゴールドずつ、ぽちぽちボタンを押す必要があります。武器は普通に5000ゴールドとか10000ゴールドとかするので、値段÷10した回数ボタンを押さないと買えません。ここは地獄か。
多分そのうち修正されることでしょう(されました)。


ダンジョンを攻略しよう
ダンジョンは全15層で構成されていて、各フロアをクリアするにはランダムに選ばれる条件を満たす必要があります。
画面下方に流れているメッセージがその条件で、敵の殲滅とか宝箱全部開けろとか、大体6種類くらいのなかから選ばれた条件を満たせば次のフロアへのドアが開くわけです。
が、フロアのミニマップなどはなく、光源オブジェクトに敵や宝箱、場合によっては爆発するタルなんかが重なっていてかなーり見辛くなってしまい、なかなか発見できないこともしばしば。

せめてフロアをじっくりさがす時間があれば良いのですが、フロアに入ってから一定時間が経過すると、巨大な死神が出現、散発的に弾を発射してきます。発射頻度は低く、本体には接触ダメージがないため見た目ほどのプレッシャーはないのですが、追い立てられるのは普通に面倒。もう少し見易くしてほしかったところです。


だってDiabolical Mind(悪魔のような心)だもの
※これ書いたあとに最初の脱出アイテムの入手方法が判ったので、気付かなかった人のネタとしてお読みください※

ところでこのゲーム、いっこ大きな問題があります。
ゲーム開始時点では武器を作ってくれる鍛冶屋も、脱出アイテムを売ってくれる雑貨屋も閉まっているうえ、所持金は0で何のアイテムもなし。そしてダンジョン内で死ねばお金は持って帰れません。更にナイトは生命力こそ高いものの、初期装備では短射程+低火力なせいで結果的に被弾がかさみやすく死にやすい。

つまり?
段々嫌な予感がしてきたあなたは大正解。そう、脱出アイテムを買うための最初のお金が手に入らないのです。
「敵を殲滅すると隠れていた敵が出てきて、そいつを倒すとドアが開く」というフロアのクリア条件があるのですが、隠れていた敵は確実に何らかのアイテムを落とすので、これで脱出アイテムがドロップされるのを祈るしかありません。

これテストプレイした人、誰も問題に感じなかったんですかDiabolical Mindさん! 一応死んだフロアでお墓を見つけて壊せば落としたお金は戻ってくるから無駄ではないけどさ!
細かいところでこういう悪魔的仕様を通してしまうのもこのメーカーの特色なのでした。

…と思ったら、ダンジョン穴の横にある宝箱から脱出アイテム手に入るらしいよ! 知らないよそんなの!
そしてやっぱりそれも判りにくかったりバグがあったりしたらしく、アップデートによりオープニングイベント後に自動的に脱出アイテム入手できるようになったみたいです。よかったね。
Posted 9 February, 2019. Last edited 10 February, 2019.
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10.8 hrs on record (4.6 hrs at review time)
変わり映えしない、会社と自宅を往復する毎日。近所では毎日夜通しで騒がしいパーティが開催され、僅かな安息すら得難い。
そんな寝不足が祟ってミスでもしたか、主人公は仕事をクビに。
その夜、一際騒がしいパーティに安眠を妨害された彼は、ついに刃物を片手にパーティへと忍び込む。

そんな感じで始まるゲーム、Party Hard2!
2ってことは前作もあるんですが、基本的なエッセンスは同じ。ただしところどころ進化してたり変化してたりします。

これはどんなゲームですか?

  • ナイフ一本だけを手にパーティ会場に乗り込み、参加者の殺害を中心とした目的を達成すればクリア。
  • 現地で様々なアイテムを調達し、殺戮を有利に進めることが出来る。
  • 様々なギミックが使える。死体を隠す、人間バーベキューを作る、電気製品を爆発させるなど。
  • 死体のそばにいるところや、直接手を下すところを見られると通報される。通報が完了する前に目撃者を殺せば安心。
  • 警察もいくつかの手段で逃げたり倒すことが可能。また警察を殺しまくってると特殊部隊が来たりする。
  • ステージクリア式で、ステージごとに構造やギミックなどが全く異なる。
というわけで、基本は警察に捕まらないように気を付けながら殺しまくっていればステージクリア目的は達成できます。

前作と何が違うの?

前作は完全ドット絵でしたが、今回は3D表現も使っているため見た目がちょっと違って…あ、そういうのじゃなくね。
まだプレイが浅いので、恐らく変更点としては一部にとどまると思いますが列挙します。

・インターフェイスが若干変更
プレイヤーが視線を受けているかどうかが判るようになったり(このゲームはステルスキルが基本になるので重要)、警察通報ムード的なゲージが表示されたり。
前作に比べて情報量が少し多いですが、結構直感的なのですぐに慣れることができると思います。

・アイテム周りが非常に多彩に
単純に種類が増えたほか、用途も増えています。
前作にはなかった、対個人に直接使えるアイテムが複数あります。例えば酒のボトルは狙いをつけて投げることが出来、食らわると相手は気絶します。これは通報されないので、人ごみの中から狙った相手だけ気絶させ、物陰へ運んで殺す、というようなことが可能になります。
またアイテムを組み合わせて使う、という要素が増えています。例えば灯油を撒いて、そこに火種になるアイテムを投げ込んで放火! 一網打尽!
そしてボトルと灯油タンクを持っていると火炎瓶を作れるといった、クラフト要素もあります。これについては材料が揃っているとアイテム選択時にガイドが出るので、指定のボタンを長押しすればいいだけ。
恐らく前作と比べ、最も進化した点がこれらのアイテム関連でしょう。

・クリア条件の追加
前作はパーティ参加者の皆殺し達成時のみクリア可能となっていましたが、今回はそれ以外でも目標を達成すればクリア可能となっています。
クリア目標は左上に表示されており、それを達成すればクリアとなります。
また、プレイ内容によって4種類の属性(Criminal、Anarchy、Stealth、Mystic)が上昇し、それによって異なるキャラクターがアンロックされるようです。
Mysticがどーやったら上がるのかわからん…。


衝撃の展開…?
前作のストーリーラインは、徹頭徹尾頭がアレな人が殺戮を繰り広げていく感じでした。
では今作はどうかというと、

"拡張された Party Hard の世界へようこそ!数百の手段から選択して騒々しいパーティー参加者を始末し、ついでに麻薬組織を壊滅させ、地球をエイリアンの侵略から救おう。"

…公式! この文章は公式です!
いや、確かに前作でも時々UFO飛んできたりはしてたし、骨が踊ったりしてたし、DLCで悪魔城的なステージもあったけど!
今回もターミネートしそうな人が裏路地に放電しながら現れて、プレイヤーを見つけ次第殴って来たりますが!
矢張り内容が重すぎたのか、今回はコメディ寄りになっているようです。
Posted 27 October, 2018. Last edited 27 October, 2018.
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6.9 hrs on record
これは某県某市で消息を絶った、Eisという人物の手記の内容である。

   *   *   *   *   *

『Lovecraft's Untold Stories(ラヴクラフトの語られざる物語)』を知っているだろうか。
クトゥルフ神話と呼ばれる狂気と恐怖に満ちた物語群の祖、H.P.ラヴクラフトの名を関する一本のゲームである。
ラヴクラフティアン(ラヴクラフト愛好家)である私は某サイトでそのゲームの情報を知り、喜び勇んでそれを購入した。

注意:これはクトゥルフ世界観のゲームである
クトゥルフ神話について少し説明しよう。
それは複数の作家によって書かれた、世界観を共有する一連の小説作品群で、宇宙的恐怖と呼ばれる、人間と全く異なる精神性に神のような力を併せ持つ存在と、人間との関わりがストーリーの中心となっている。

  • 宇宙的恐怖が取引の代償として眷属と人間を交配させた上にその子孫は全部眷属側の特徴が優性遺伝してたり
  • 宇宙的恐怖が興味本位で呼び出した人間の魂を捕獲して玩具にしたり
  • 宇宙的恐怖が封印を解いた人間をお夜食にしたり
  • 宇宙的恐怖がなんとなくそんな気分だったから人間を蹂躙したり
  • 宇宙的恐怖は関係ないけど本を読んだだけで恐怖に満ちた死亡が確定したり
という具合で、人間から見ると理不尽に思える展開が非常に多く、しかし宇宙レベルの存在から見たら人間程度塵芥か精々アリと大差ないんだからそんなもんでしょ、という感じで人間の矮小性を際立たせることによって生じる恐怖感が持ち味だ。
ちなみに原作では、宇宙的恐怖のなかでは低級の魔物とされるものですら、恒星間飛行能力を持っていたりするので侮れない。
このゲームでは、作中に名の知れた魔導書や宇宙的恐怖がばんばん出てくる。
例えば深きものの彫像。書物、黄衣の王。クトゥルー像をあがめるカルティスト。星の落…

…今、風の音に混ざって奇妙な声が聞こえはしなかっただろうか?


注意:これはアクションゲームである
さて、このゲームはアクションゲームである。
敵を撃ったり殴ったりして血路を開き、最終的にはステージボスとかを倒してクリア!となるあれである。
宇宙的恐怖、銃と火薬で倒されちゃうのである。
原作表現という観点では少々残念だが、これはゲームである。面白ければ良かろうなのだ。
インターフェイスは比較的ハック&スラッシュ系ゲームに似ているが、操作デバイスはキーボードのみで完結している。移動方向と攻撃方向を別に取ることが出来るため、敵から距離を取りながら銃を撃つのが基本的な戦闘になるだろう。スペースキーで使えるドッジロールは非常に重要だ。忘れるな。
なお、このゲームは現在のところ英語をはじめとする3種類の言語に対応しているが、日本語は対応していないため、ストーリーの把握にはそれなりの英語力が必要とされる。しかしアクションゲームとしては、アイテムの説明が理解できればなんとかはなるだろう。

ちょっと待て。窓の外に何か…いや、見間違いだろう。まさか奴らがこんなところまで来るわけがない。

注意:これは早期アクセスゲームである
これを書いている2018/07/01時点で、このゲームは遊べる水準には達しているが、まだ未完成品だ。故に難を感じる部分は少なくない。
倒したはずの敵がマップ切り替え後に立ち上がっていることがある(行動はしないが)など、細かいバグもあるにはある。
しかし一番未完成感が強いのは、ステージ1とステージ2以降の落差だ。
ステージ1はアクセスできるもの、できないもの含め非常にクトゥルフ的小物が多く、アクセスできるものに関しては、さまざまな小イベントが発生する。また、地形トラップなども仕掛けられている。
しかしステージ2以降、アクセスできるのは宝箱と、アイテムボックス的な役割の小物が大半になってしまい、アクセスすることで何か起こる仕掛けは数個しかない。アクセスできないアイテムに関しても、明らかにクトゥルフ感は低下している。ステージ3に至っては、殆どクトゥルフというよりLeft 4 Deadである。

ああ、待ってくれ。ドアが…ドアの覗き窓から奴が! 奴らの光る眼が! ああ!
最早逃げる場所もない。奴らは間もなくドアを破壊し、私の魂を未曽有の恐怖の中に放り投げるだろう。
古き印の刻まれた灰色の石は僅かに私の命を長らえさせただけだった。
最早時間がない、ああ…手が、字が震える。しかし最期の瞬間まで、せめて私はこの手記を綴ろう。それは希望についてだ。

確かに足りない要素はある。
しかしそれらの要素は、恐らくこれから徐々に増えていくことが期待できる。何故ならこれは早期アクセスゲーム。つまりこのゲームはまだ未完成だからだ。
だから私はそれに期待し、このゲームをお勧めしたいと考えている。

それにこのゲームには良いところも沢山ある
イベント時に主人公の職業による固有の選択肢を選べたり、買い物に使用できる通貨が通常の金に加え、調査の結果得られる情報ポイントを利用する(つまり情報とアイテムの交換だ)ケースがあるなど、テーブルトーク的な雰囲気を出そうとしたところは個人的に好みだ。
恐らく累積値が足りないためか、今のところこれといった効果は見られないが、正気度が低下したと思われるメッセージが出るのも矢張りクトゥルフの呼び声を…

いよいよこの文章も終わりが近付いてきたようだ。先程からドアに鉄の塊でもぶつかっているかのような音が響き、部屋を揺らしている。
とうに割れた覗き窓からは、下水よりなお酷い、この世のものとは思われぬ異臭が入り込み、吐き気が止まらない。
ああ、ついにドアが破られた。奴が、奴のおぞましい触手が私の脚に! 魂まで凍り付くような冷気を放って、ああ! そんなの書いてないで少しでも逃げろとか言わずに助けてくれ! 誰か! ああ!

   *   *   *   *   *

手記はここで途切れている。
Posted 1 July, 2018. Last edited 3 February, 2019.
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3.6 hrs on record
Bloodstained: Curse of the Moon(以下CotM)はBloodstained: Ritual of the Night(以下RotN)の外伝にあたる作品です。
本作発売時点でまだ本家が発売されてないのに外伝が出てるってどーいうことなのってなりそうですが、クラウドファンディングって結構大変だよね、という感じ。
お金がxxドル以上集まったらこんな追加要素が!という要素が積もりに積もった結果、RotNはまだまだ絶賛開発中なのでした。
ていうか、CotMもそんな追加要素のひとつではあるのですが。

さてそれはさておき、CotMは圧倒的悪魔城情緒溢れるレトロな面クリア型アクションゲーム。
内容もレトロですが、見ての通りグラフィック面でもかなりのレトロ感。
全然関係ない作品の話ですがディスクシステムの悪魔城ドラキュラとか、悪魔城伝説を思い起こさせる感じです。
システムも見た目と同様レトロではありますが、矢張り時代の流れというべきか、理不尽感が強い要素はなくなっていたり、あるいはマイルド調整されています。

特に判り易いポイントとしては、プレイ開始時(と、ゲームロード時)に切り替え可能なベテランモード/カジュアルモードの切り替え。
例えば被弾した際、ベテランモードだと悪魔城シリーズよろしく後ろに吹き飛びますが、カジュアルモードだと踏みとどまります。
「吹き飛ぶくらい大した差じゃないじゃん」成る程しかし残念。このゲームにおいて穴に落ちることは即ち死を意味します。そして大体穴の前後には敵がいる。つまりただの被弾が実質即死攻撃になり得るのです。
他にも何か所か違いがあるのですが、基本的にちょっと理不尽感のあるレトロアクションを遊びたい人はベテランモードを、そういうのが嫌な人はカジュアルモードで遊べば間違いないでしょう。

また、性能の異なる4人のキャラを切り替え、それぞれの特色を生かしてルートを選択しながらゲームを進めるのですが、その中のひとり、RotNの主人公でもあるミリアムが割と普通にベルモ…んん、えー、破邪の一族度が凄く高い。
攻撃はダントツで長いリーチを持つ鞭、高いジャンプ力で段差や攻撃を飛び越え、スライディングで狭い隙間もお任せ。サブウェポンは連射の利く投射、対空攻撃、ブーメラン状の軌道を描く飛び道具に、破壊力抜群の近距離攻撃とまさに万能選手で足りないのは聖水ぐらい
全然関係ないはずのゲームの話で恐縮ですが、悪魔城プレイヤーであればかなり使いやすく感じることでしょう。
Posted 24 May, 2018. Last edited 24 May, 2018.
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3.2 hrs on record (2.0 hrs at review time)
ハローみんな! Eisおねーさんだよ!
みんなアクションゲームは好きかな? それもドット絵サイドビューな感じのやつ。
ちなみにEisおねーさんは殴る蹴る斬る撃つといった暴力アクションが存在することが前提でそういうゲームは大好き!
えっ、なんでそんなに暴力嗜好なのかって? まあまあ、人間あまり知りすぎない方が穏やかな気持ちで暮らせるからね!

さて、今日紹介するのはTower of Lustっていうドット絵サイドビューな感じのアクションゲームだよ。
あ、最初に言っておくけどコレまごうことなきクソゲーだからね! って言えば言うほど地雷を踏みたがる子がいるんだけど、もしかして君たちはダーウィン賞狙いか、それとも押ボタン症候群でも患っているのかな?
それでもこのゲームのことを知りたいなら、一緒にTower of Lustのクソゲーっぷりを知る旅に出かけよう!
準備は良いかな? それじゃあ一緒に!
マジカル☆ ウリエル☆ ツームストーン・パイルドライバー☆

(背景、薄暗い塔に変わる)

さて、まずこのゲームの基本的なプレイはこんな具合。
1.クラゲみたいな雑魚敵を倒しながら
2.お金を集めて強い武器を購入し
3.武器を振ったりジャンプするたびに消耗するスタミナを回復しつつ
4.ドアを見つけて次の階層へ移動する
5.条件は良く判らないけど1~3をやっていると手に入るちょっとえっちな(※感想には個人差がかなりあります)ギャラリーの欠片を収集しても良い

これだけ見るとエロ目的の低難易度ゲームに見えるかも知れないけど、まあほら、ちょっとあのFFの主人公になりそこなったような自機の様子を見てよ。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=1156002194
…なんで自機分裂してるんだろ。
他にも武器屋で武器を購入したら武器が下向きに出っぱなしになったり、逆に頭からタケノコ生えてるみたいになったりと、大小含めバグすごくおおい。再現性たかいというか運でも良いから回避させてほしいレベル。

じゃあバグが無ければまともなゲームなのかというと、バグではない仕様も色々おかしい。
まず、このゲームのジャンプは出が遅い。これはなんでかというと、ジャンプを溜めることで通常の数倍の高さまで届くハイジャンプができるんだけど、その受付時間を待たされるせいなのね。
その証拠にジャンプし過ぎたり武器振りすぎたりしてスタミナ無くなると、ジャンプの出が普通のゲームみたいにクイックになるの。溜められないから。
ちなみにスタミナはそこら中にあるツボを壊すと手に入るポーションで回復するか、攻撃・ジャンプをしないことで自然回復するんだけど、自然回復速度が超遅い。なのに基本は上に向かって登っていく必要があるから、何度も何度も落ちてるとスタミナ回復待ちしないと進めなくなっちゃう。そのせいで操作性悪い癖に嫌な緊張感が発生して本当に辛いのよね。

それに、アレ見て。1セル分の高さの通路に侵入できないの。ほらほら。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=1156631025
高さ1セルの通路の向こうは普通にアイテムある袋小路だから、普通に設計ミスだよねコレ。

他にもまあ色々あるんだけど、見てよこの塔の高さ。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=1156640431
100Fもあるんだって。ちなみに一度踏破したステージは次回から自由に選択できるようになるんだけど、このステージセレクト画面、マウスホイール転がす以外で画面動かせないのね。
どういうことかというと、82Fまでクリアして再開しようと思ったら、82Fが画面に出るまでマウスホイールをずーっとごろごろしないといけないのね。
…今時こんな不細工な仕様ってないよ!

あと、ついでにギャラリーの欠片は同じ階層でもなんぼでも出るから、わざわざ高いところ行かなくていいっぽいよ。
ていうか、100F目指すのは普通に苦行だと思うからやめた方がいいと思うよ。Eisおねーさん、10Fまで登ったけどバグひどすぎて終了したし。
あー萎えた萎えた。スタジオ帰っていい?

(背景、スタジオに戻る)

というわけで、万が一これがコンシューマハードで出た場合、クソゲーオブザイヤーにノミネートされること請け合いの酷いゲームでしたよ。
まだまだ悪い意味で言いたいことはいっぱいあるんだけど、書いても書いてもきりがないからこの辺にしておくね!
それじゃ、まったねー!


…あ、最後にいっこだけ。
このゲームで、ものすごく強弁するならいっこだけ評価点と言えないこともないかもしれない部分がないとはいえない。
それは実績。なんかアルファベットが全部揃ってるっぽいので、プロフィールで実績並べて文字遊びしたい人にはいいかもしれないね!
ていうか、他には頑張っても褒められる場所はいっこもないよ!
Posted 3 October, 2017. Last edited 4 October, 2017.
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10.2 hrs on record (4.4 hrs at review time)
Invisigun Heroesとは!
ステルスとシューティングを組み合わせた全く新しい対戦シューティンg…いやこれだとそーでもないな。
いやしかし、このゲームのステルスっぷりはただ事ではありません。なんとみんな完全透明になってしまうのです…そう、自分が操作するキャラすらも!

見逃すな その足跡が 命取り
さて、先に述べた通り、敵も自機もゲーム開始時点で透明になります。
じゃあどうやって自機の位置を確認したり索敵するのかと申しますと、こんな感じ。
  • 足音
    ざっくりとですが相手の位置を掴めます。
  • 地形の変化
    砂地や水場を歩くと波紋や足跡が出現します。また不可視中でも光は遮られるため、日照のある窓に近付くと陰ったりします。
  • 壁との接触
    壁などの移動阻害地形に触れるとその壁にエフェクトが発生します。
  • 他プレイヤーとの接触
    他のプレイヤーと触れると双方一瞬不可視が切れ、更に少しの間行動不能になります。
  • 攻撃
    ショットを撃つ際に一瞬不可視が切れます。
  • 特殊能力の使用
    各キャラ固有の特殊能力を使う際に不可視が切れます。
  • 一部対戦ルールのシステム
    一部の対戦ルールでは、勝利条件を満たそうとすると不可視が切れたり、あるいは非常に現在位置が判り易くなります。
そのほか移動速度は一定なので、記憶力と操作精度さえ完璧ならば、自機の位置は常に特定可能です(※かなり難しい)。
さて、彼我の位置関係がはっきりしたらショットを撃ちましょう。一発当てれば相手は容赦なく白骨化し死亡! 逆に当てられたら自分がスケルトン! 大変判り易い命のやり取りに震えが止まりません。

さあ選べ マップにルール キャラクター
このゲームには7つの対戦ルールと8人のキャラクター、そして滅法沢山の対戦マップが存在します。

他プレイヤーを全滅させて既定のラウンド数を先取するSurvival、特定の領域に一定時間とどまるZone Controlといった判り易いものから、マップ全域にランダムに現れる魔物の近くに留まり、地中に返すことで出現するコインを集めるBeast Tamer、某スプラなんとかのように地面を自分のカラーで染め(ただし染める方法はタイル上を歩くことのみ)、ゲーム終了時に最大面積を塗ったプレイヤーが勝利するLand Grabといった捻りの利いたルールもあり、更にマップは矢鱈滅多に数があるため、毎回同じ展開というのはなかなか起きにくくなっています。

また8人のキャラクターはそれぞれ特殊能力を持っており、ジャンプして地形や弾を飛び越える、当てた相手を短時間行動不能にできる上に弾を跳ね返す斬撃を出す、一定軌道を往復し、他プレイヤーを見つけると追従して爆発するビットを放つなどなかなか多彩。
マップによって若干の有利不利は生じますが(ダッシュ移動ができるキャラは入り組んだマップだと若干能力を生かしにくいなど)、基本的には大きな差は出にくく実力勝負になりやすい構成です。

そうそう、ゲームモードは2種類のみです。
ひとつはマルチプレイヤーモード。オンラインオフライン人間BOT入り乱れて、様々なルールでの対戦が楽しめます。メインコンテンツはこちら…なんですが、プレイヤー数があまり多くなく、なかなかマッチングしません。
とはいえ、少人数ながらちょこちょこと遊んでいる方はいるので、皆さんも是非購入してプレイしてほしいなあ。ていうか、キックスターターでそこそこ沢山投資があったはずなのに、何故こんなにプレイヤーが少ないのか…。

もうひとつはチャレンジモードで、こちらはソロ専用。ゲーム中に登場する全ステージをEasy、Normal、Hardの3レベル分、Botプレイヤー3体を相手に1ラウンドも落とさずに4ラウンド先取する必要があるというなかなか面倒くさいモードです。

gif動画 いつでも作成 できるのよ
さて、このゲームは各ラウンド終了時にボタン一発で決着前後数秒分のリプレイをgif動画として出力することができます。
ほらほらこんな感じ↓
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=860718693
これで思わず笑っちゃうような対戦結果や俺TUEEEEE動画を撮影してアップロードしたら楽しいと思わない? 思うよね!
はい、じゃあそんなあなたはサクッとInvisigun Heroes買って遊びましょう。
いやホント、こんな良くできたゲームなのになんでこんなに人少ないんだろうね。やっぱりキャラが透明で絵面が地味だからかなあ。
Posted 13 February, 2017. Last edited 14 February, 2017.
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18.9 hrs on record (14.2 hrs at review time)
Xenon Valkyrieを知ってるかい?
こいつはシビアなアクションゲーム!
というわけでドット絵がちまちま動くあたりから16ビット機辺りの香りが漂うローグライクアクションゲーム、Xenon Valkyrieの紹介です。
最初にそれ言うのはどうよって気もしますが、メーカーの前作同様初期リリース版はバグの嵐だったものの、アップデートが掛かって大体直っている模様です。
さて、じゃあこのゲームの内容を紹介するよー。長文読みたくない人は見出しだけ見たらいいと思うな!

あ、あとガイド書きました。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=860694495

見た目も中身も16ビット風
まず見た目のドット具合からしてファミコンとかスーパーファミコンとかを思わせますが、ゲームの内容も結構そんな感じ。

例えばゲーム開始時に選べる3人のプレイヤーキャラはそれぞれ万能型、攻撃重視、防御重視となっているのですが、この中で防御重視のキャラを選ぶと、ゲーム開始直後の敵の攻撃の大半が効かなかったりします。これはどうやら防御力以下のダメージを大体無効化するという仕様らしく、現代的なゲームに慣れている身からするとなんだその雑なパラメータはと思わんでもないのですが、見た目が8ビットゲームなのでこんなもんかなあ、というかこんなもんだったよね、という感じ。

昔のゲームっぽく、洗練されていない操作感とインターフェイスのお蔭で非常に死にやすいのも特徴で、特にステージ構成からどんどん下に落下しなくてはいけないのに、視点が自機中心の固定型なので落下先のダメージ地形が見えずミニマップにも表示されない、という不細工さはなかなか古臭い感じ(ちなみに敵はミニマップに表示される)。

他にも各キャラ剣、銃、特殊武装を切り替えて戦うのですが、剣を上段から振り下ろしているのに攻撃判定は自機正面と斜め上に少ししかないという不器用さのせいで、ジャンプしながらの空中戦や上から襲ってくる敵の処理は結構シビアです(※結構判定が大きくなりました)。
また回復アイテムの入手に運が絡む(確実に回復できるのはボス撃破後のみ)のも死にやすさに拍車をかけています(※低確率ながら、道中回復アイテムが出るようになりました)
ただまあ、そういうところも含めて非常に昔のアクションゲームを思い出させる感じです。


ローグライクなゲーム性
まず、マップや敵の配置は全てランダムです。そして死んだらお金も装備品も強化したパラメータも大体全部なくなります…というあたりは勿論ローグ的なのですが、他にもローグ的だなあ、と思わせる部分があります。

例えば敵の特殊能力。敵は撃破後に短時間死体が残るのですが、一部死体に攻撃を加えると爆発する敵がおり、知らないで殴るといきなり凄いダメージを受けます。
それはただの理不尽じゃん!と思うかもしれません。
しかし有名な国産ローグライクゲームにだって、条件を満たすと自爆して殺しにかかってくる敵は登場します。そしてそれらは対処法を誤らなければ大体どうにかできるものであり、それはこのゲームでも同様です。
要するにインターフェイスがアクションゲームであり、その腕前は当然生存能力に大きく影響しますが、基本はローグライクゲームと同様死んで覚えてプレイヤーが対処を学んでいくゲームという構造なのです。

また、ローグ的且つ地味に便利なのが壁の破壊。
プレイヤーキャラ3人のうちふたりは特殊武装が爆発物になっています。これを使って地面や壁を吹き飛ばすことでダメージ地形を除去したり、自分で安全な移動経路を作ってしまうなど、トラップ除去やつるはしで壁を壊す感覚で全く合法且つ有用。アップデートで爆発物のリチャージが結構早くなったので、遠慮なく我が道を行きましょう。


という感じで、ちょっと古臭いアクションゲームとローグライクゲームが好きな方なら買い、そうでない方は無理しない方が、という内容だと思います。プレイヤーによって大きく評価が別れそう。
ちなみに積み立てる要素は一応あり、ボスを倒した後の宝箱やお店から手に入る鉱石を集めることで、スタート地点右側にある強力な武器を解放したり(解放後宝箱から出るようになる)、先のエリアへの直通ポータルを使用可能になります。

あのトゲに向かって走れ!
えー、恐らく大半のプレイヤーがやると思うんですが、なんとダメージ地形の棘は横から歩いて触れた場合、ダメージを受けません。あくまで上から踏んだ時のみダメージを受けます。
見た目がこんなんだから大半のプレイヤーは無理矢理回避を試みて余計なダメージを受けると思うので、ここでお知らせしておくよ!
Posted 6 February, 2017. Last edited 16 February, 2017.
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52.3 hrs on record (51.0 hrs at review time)
ゲームのタイトルをざっくり和訳すると「クソ野郎どもの契り」といった具合なんですが、正式タイトルなのに英語で書くと伏せ字にされるあたり、いきなり不穏な香りが漂います。
ゲームとしては非常にシンプルな操作系統のターン制シミュレーションゲームですが、内容はストーリーもシステムもちょっと捻りが入っていてなかなか愉快。色々と好きな人にはたまらないゲームです。
というわけで、まずざっくりこのゲームの魅力を挙げるならこんな感じ。

①たのしいキャラクターメイキング
②あぶないレックレスこうどう
③おもしろいかくしゅようそ

長文読むのが嫌な人は、読むのはここまでにして購入ボタンを押したら良いと思うな!
さーてそれじゃあ各要素を解説していっちゃうぞー。

あ、あとneznezさんが判り易い導入ガイドを作成されたのでご紹介いたします。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=859571777

①たのしいキャラクターメイキング
さてこのゲームでも有数の楽しい要素、それがキャラクターメイキング。
男6モデル、女6モデル、オーク12モデルの素体が用意されており、そこに好きなパーツを乗っけていくことでキャラのガワを作成していきます。
パーツはあまり多くなく、1パーツあたりの色割り当ては1色のみと自由度はあまり高くないのですが、ちょっと頑張ればこのぐらい↓は作れます。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=844241223

さて、ガワの他にもいくつか決められることがあります。ちょっと変わった感じのスキル割り振りも勿論大事なのですが、なかなか衝撃度がでかいのが主人公の罪状。
ゲーム開始時、プレイヤーは罪を犯して監獄島の牢獄に閉じ込められており、犯罪の種類を決めるのですがこれが矢鱈種類が豊富。
詐欺、暴力、恐喝といったスタンダードなものにはじまり、反逆、背教といった権力への反抗、更には食人、強姦、異種族姦といったちょっとコレ大丈夫なの?というものまで実に様々。クライム系ゲームでもあんまり見ない単語が目白押しです。
そして設定された罪状に対し、やったかどうかの自分の主張、そして罪悪感があるかどうかを決められます。罪状はちょっとパラメータが変わる程度ですが、このやったやらないの部分はゲーム中でのアライメントに影響します。

ところでタイトル画面にCharacter Templateという項目がありまして、ここでキャラクターを作っておくと、そのキャラが仲間としてゲーム中に登録することがあります。またテンプレートに登録されたキャラは、ゲーム中で加入した後でもテンプレートを修正して同じ名前で上書きすることで、見た目などを後から修正可能です。200キャラまで登録できるので計画的に使いましょう。登録した後どーやって削除するのかわからないのよねえ。


②あぶないレックレスこうどう
キャラクターメイキングの危なっかしさは納得していただけたと思いますが、ゲームシステムもなかなか危なっかしい。
最初にお伝えした通りこのゲームはターン制シミュレーションゲームなのですが、Shiftキーを押しながら移動や攻撃をすることで、Riskゲージを上昇させる代わりにターンを消費せずに行動が可能になります。これがこのゲーム特有のシステム、レックレス(無謀)行動です。
単純に移動距離の延長や攻撃回数の増加、行動タイミングの遅延が可能になるので非常に強力なのですが、レックレス時、爆発音とともにファンブル(致命的失敗)が発生する可能性があります。ファンブルするとそのターンは完全に行動終了となり、更に防御力が激減します。
ファンブルはゲージが溜まっていれば溜まっているほど発生しやすくなりますが、行動の種類によってRiskゲージの増え方はかなり異なるので、攻撃の後に移動は結構リスキーだけど、移動の後に攻撃するのは比較的安全だったりします。
ちなみにRiskゲージ上昇も悪いことばかりではなく、ゲージをMAXまで溜めるとデアデビル状態となり、ライフ回復や防御状態への自動移行といった恩恵も受けられるので、時にはファンブル覚悟で行動するのも有効です。


③おもしろいかくしゅようそ
このゲームには細かく色々とああ、これ良いなあ、と思わせるようなシステムがあります。
代表的なものとしては、スキルシステムと敵との交渉。
スキルは9種類あり、そのうち直接戦闘に関わってくるのは6種類。残りの3種類は生活系スキルなのですが、これが結構大事。というのは、拠点構築や一部ステージの攻略に必須になってくるからです。
このゲームはクリア済みのあらゆるステージを拠点にすることができ、拠点ごとに収容可能な仲間の数が変わってきます。となれば勿論大規模拠点が欲しいのですが、拠点にするにはその地域を制圧できるマンパワーが必要になってきます。そしてこのマンパワーを稼ぐのに生活スキルが必須となっているのです。
またステージ中に一定のスキルがないと解除できない仕掛けがあり、この時も生活スキルが(かなり低いもので済みますが)必要になります。
他にもアイテム所持数の増加だとか、兎に角直接攻撃力や防御力が上がらないだけで、生活スキルは非常に有用且つユニークなものとなっています。なんかTRPGっぽいよね。

そして敵との交渉。
敵をぶん殴って弱らせると、敵が戦意を喪失することがあります。
この時に敵に仲間になるようスカウトしたり、良いモノをよこす(代わりに見逃すことにする)ように脅しをかけることができます。
これにより盗賊団ロールプレイも可能ですし、モンスターだらけの集団を作り上げることもできます。モンスターは固有のスキルを持つことが多く、あなたの収集欲を刺激することでしょう。
またモンスター然とした敵には基本言葉が通じないのですが、これも特定の生活スキルを上げることで交渉が可能になります。生活スキルって本当に良いものですね。


④見よ、この肉体美ッ!
え、④なんてなかっただろうって? まあまあ。
このゲーム、モンスターをはじめとする敵については味方のキャラメイキングみたいなのがある程度自動で行われている感じです。
そのせいで、しばしば全裸だったり、下半身だけ非武装だったりする敵が出てきます。ナチュラルボーン露出狂の多いこと多いこと。
一言言っておこう!
お前らぱんつはけ。
Posted 21 January, 2017. Last edited 14 February, 2017.
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