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9.2 hrs on record
最初にお断りしておきますと、私はホラー耐性はまあまあ高いほうです。
突然の大きな音や急に目の前にあらわれるものにびっくりすることはありますが、それはその場限りのことで、夜のお手洗いやお風呂、外歩きなどには一切支障がありません。

ですが、私にも怖いものはあります。
そのひとつが虫。昆虫類は概ね苦手、家の明かりに蛾などが集まるのが嫌過ぎて、私の帰宅時には玄関口の照明を消してほしいとママンに哀れっぽく泣き付くほどです。

さて唐突な流れですが本作の紹介に入ります。

Motte Islandはホラーゲームです。操作系はアクションですが難易度が総じて低いことに加え、鍵などのアイテムを探すことが多いため、どちらかと言えばアドベンチャー色が強くなっています。
システムはこれと言って目新しい部分はなく、霧深い田舎の街を懐中電灯を頼りにちんたら歩き、異形の敵を鈍器で撲殺していく辺り、個人的にはサイレントヒルを思い出しました。

戦闘ではそこらに落ちているバットやバールのようなもの等を拾って武器にするのですが、攻撃力や攻撃範囲に違いはあるものの、どれが強い/弱いなどは数値として見ることは出来ません。
とはいえ、敵に殴られた際のダメージが結構大きい(難易度Normalでも半分近く減る)為に、敵と戦う際は視界外から背後を取って不意打ちを掛けるのが基本であり、それを忠実に守る限り大抵の武器で敵を一撃必殺できる為、そこまで拘る部分では無いでしょう。たとえ敵に発見されても、エリア切り替えで100%逃げ切れるのもその傾向に拍車を掛けます。ついでにボス以外の敵を倒すことに一切メリットが無いため、そもそも無理に戦闘する必要がありません。

戦闘の話をしてしまうと急に怖くない気がしてきますが、このゲーム実に怖い。
何が怖いかというと、でかい虫がちょこちょこ出てくるのです。
人面蛾だの人面トンボ?だの、なんか繭みたいなのからなにからうわあ背筋寒い。これは虫嫌いが手を出して良いゲームではありません。タイトル絵の時点で思いっきり蛾がモチーフにされているため気付かないことは少ないと思うのですが、万が一気付かないで買ってしまうとそれなりに辛い思いをすると思います。

次に何をすればいいか、どこに行けばいいのかさえ判っていれば、クリアまでは1~2時間程度。判らずにうろうろしても、まあ5時間前後で多分クリアできるでしょう。価格が500円を切っていることを踏まえても少しボリューム不足かな?
ただ、フラグを半端に立てた状態で死んだり中断した場合、進行不可能になるバグが確認されています。クリアに10時間掛かるゲームでやり直すのは非常に辛いと思うので、そう考えるならば丁度良いボリュームなのかもしれません。
勿論端からそんなバグが起きないのが一番ですし、その上で丁度良いボリュームなら良いのですが。
私は4時間プレイしてやり直すハメになりました。

ところでこのゲーム、途中で拳銃弾やらショットシェルやらを拾えるのですが、結局クリア直前で強制的にライフルを拾うまで一切銃が見つからなかった上、弾数制限も特になかったようなのですが、何の意味があるんでしょうか?
お分かりの方いらっしゃいましたらお知らせください。
Posted 26 August, 2014. Last edited 2 March, 2015.
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41.5 hrs on record
近年新規リリースが少ないジャンルとなっている、横スクロールアクションゲームの新作です。
ちなみに最初にお断りしておきますと、このゲーム、雰囲気が凄く探索系悪魔城っぽい感じで、確かにそれっぽい要素も幾つかありますが、実際のプレイ感はそこまで悪魔城という感じではないです。

私の英語力はアレなので些か信用なりませんが、悪夢に陥って魔物を呼び出しまくる魔法使いを、腕力とか脚力とか主にフィジカル方面の能力でどうにかして目覚めさせるのが目的のようです。具体的には自動生成されるダンジョンを踏破しつつ並み居る敵をぶっ飛ばす具合で。
悪夢の世界は複数のエリアで構成されており、基本的にはどんどん下層を目指していくことになります。

レベルや装備品の概念はあるものの、基本的なゲーム性はアクション寄りです。その為強力な装備品があっても、きちんと避けて当ててをしないとあっさり死にます。
上中下段に打ち分けられる通常攻撃、敵のガードを崩す投げ技に3種類まで装備可能な必殺技、更に多彩な防御・回避アクションを上手に使って敵に立ち向かいましょう。

さてこの作品で特徴的なのがモンスター変身システム。
マナゲージが溜まっているときに出せる捕縛魔法をモンスターに当てることで、その敵に変身するためのアイテムを手に入れることができます。

また、エリア移動の際、稀にランダムなモンスターに変身させられ、他のモンスターを倒すステージが挟まる場合があります。これをクリアすることでも変身していたモンスターになる為のアイテムが手に入り、ついでに体力も回復するので大変お得。
負けてしまった場合でも、何も変化無しで次エリアに進むので安心です。

ところでそのモンスターなのですが、全体的に割と強いです。
というのも、モンスターは変身前のプレイヤーと同等のアクションが可能で、種類によっては特定の属性に耐性があったり移動が早かったりと特徴的。使いどころを選ぶと進行がグッと楽になります。
更にライフはプレイヤーキャラクターと別になっており、0になってもモンスターが死ぬだけ。単純に生存能力が上がるので、なかなか使い出があると言えるでしょう。

ただしこれは敵として出てきたときも同様。つまり多彩な攻撃方法や回避行動を使い分けて襲い掛かってきます。
ガードを固め、相手の隙を付いて連続攻撃を叩き込む。もう気分は半ば格闘ゲームです。というか、実際対戦モードがあり、そこではモンスターに変身してのどつきあいが可能です。自分の使いやすいモンスターを見つけて人間相手に大暴れするのも合法です。

モンスターばかりクローズアップしてしまいましたが、プレイヤーキャラも全体的に使いやすく、装備品で攻撃力や耐性を強化できることもあって非常に強力。更にワンボタンで出せる必殺技は、上手く組み合わせると一気にダメージを稼げます。
貴方もばしばし連続技を決めながら魔法使いさんを腕力で目覚めさせましょう。

ところでいっこだけ注意点なのですが、ゲームクリアやゲームオーバー時、レベルと所持金以外、つまり装備品やアイテムが全てクリアされます。
つまり所謂不思議のダンジョンとかアレ系のノリです。
みんなは私みたいに回復アイテムを溜め込んで死んだりしないように気をつけてね! とっても悲しい気持ちになるよ!
ああ…高い武器買ったばっかりだったのになあ…。

※追記1※
このゲーム、対戦のほかに協力プレイも可能なのですが、なんと味方にも普通に攻撃がヒットし、あまつさえダメージが入ってしまいました(※現在はスイッチによりヒットの有無を切り替え可能)。
これはこれで非常に楽しいのですが、心に余裕がないとリアルファイトに発展しえます。
よく寝てよく食べ、心身ともに健康な状態でお楽しみください。

※追記2※
モンスター変身ガイドを作成してみました。
変身に興味がある方はどうぞ。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=288149797
Posted 16 July, 2014. Last edited 2 March, 2015.
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11.6 hrs on record
このゲームを簡単にまとめますと、つまりこういうことです。

①呪いの本に取り憑かれて、二又フォークみたいな手になってしまったドット絵少女が
②夜な夜な呪いの本に敵と針山だらけの悪夢のような世界に送り込まれて
③爪パンチとキックとジャンプと壁張り付きその他を駆使しながら
④物凄い勢いで死にまくりつつゴールを目指すアクションゲーム

凄い! 完璧に紹介できた!
本当にコレで終わると若干怒られそうなので、もう少し見所を判りやすく解説していきましょう。

①、②に記述したとおり、主人公は呪いの本に取り憑かれた呪われ少女です。
英語はあまり明るくないので詳細は気にしないことにしていますが、
毎晩呪いの本によって悪夢的世界に送り込まれてしまうようです。
悪夢世界は水中だったり、なんかジャパニーズ提灯が浮かぶホラー世界だったりと中々ユニーク。
ただしどのエリアも共通して針山と滑る床が待ち構えており、プレイヤーに剥き出しの殺意を見せ付けます。

「えっ、そんな殺意に満ち溢れた世界とか死んじゃう!」
ご安心ください。このゲームは死のハードルが非常に低いゲームです。
④で挙げたようにあっさり死ぬのは事実なのですが、同時にそのリカバーも容易となっています。

具体的には宙に浮かぶ血液を集めたり、敵をブラッディに抹殺することでゲージが溜まり、
これが一杯になると、大体どこでもチェックポイントを作成することができます。
死んだ場合はこのチェックポイントからの再開となるため、
「死んだらステージ半分戻された死にたい」という事態はあまり発生しません。
むしろ「チェックポイント作ったし、周囲の探索しながらちょっと死んでくるか」ぐらいの勢いです。
ゲージは割と早く溜まるので、アクションが苦手でもじりじり進めることができるでしょう。

また、③に書いたように、主人公はかなりアクション能力が高く設定されています。
上段下段に打ち分けられる連続パンチに敵を上や横に吹き飛ばすキック、
短距離なら針床もスルー可能な突進パンチに敵の背後に回れるスライディング。
更に空中に跳ね上げた敵をジャンプして追いかけての空中コンボまで可能です。

「でも小難しいんでしょう?」ですって?
これらがなんと攻撃とジャンプの2ボタンで可能!
しかも概ね方向キーと攻撃ボタンを一緒に押したり、攻撃ボタンを長く押すだけ!
なんというお得感。なんという暴力の大安売り。
小難しいことが苦手な貴方でも、最悪ボタン連打していればなんとかなるので大丈夫!
しかも敵もダメージ地形の影響を受けるため、針山に敵を蹴落とせば一撃必殺。
この爽快感はまさにプライスレス!

こんな具合なのでクリアするだけなら割とハードルは低いのですが、ヌルいゲームというワケでもありません。
このゲームには山盛り100個以上の実績が用意されており、
例えば「アイテムを全部集める」だとか、「ノーデスでステージをクリアする」だとか、
もうちょっと難しくなると「ノーダメージ」、「規定時間以内にゴールに辿り着く」等の条件で解除されます。

これらの条件を満たそうとすると、途端に難易度が跳ね上がります。
アイテムは半分くらいが危険な位置に配置されており、迂闊に取りに行くと結構な確率で死にます。
ノーダメージは意地の悪いステージ構成もあってなかなかの難易度、
落ちると一撃必殺の針山も存在するため、実際はノーデスもちょっと難しめです。
規定時間内のゴールに関しては割とギリギリの時間設定で、
チェックポイントを作った直後に1回死ぬことが許されるかどうかという塩梅。

「hahahaその程度まだまだヌルいんじゃん。俺アクションとか超得意だし、ヨユーっすよー」
そんな貴方にお勧め、ハイスコア稼ぎの実績解除(なんと高低2段階というお得仕様)!
コンボ攻撃や連続キルにより跳ね上がる点数! 更に収集物やクリアタイムで加算されるボーナス!
連続キルの受付時間は短いので、計算して敵を移動させながら倒し、更に色々集めてと大忙しです。
それでも満足できない貴方には、世界の強豪達とのオンラインハイスコア争いが待っております。
もうヌルいとは言わせません。死ぬほど頑張ってハイスコアを目指していただきましょう。

なんか妙なテンションの上がり方のせいで通販番組じみた紹介になってしまいましたが、
まとめると「初心者から上級者までみんな楽しめる良作アクション」これに尽きます。
ああ、やっぱり最初の4行が全てだった。

あと、
⑤ドット絵の女の子が針山に串刺しになったりするのに興奮しちゃう変態どもにもお勧めだよ!
Posted 5 July, 2014. Last edited 29 July, 2014.
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23.8 hrs on record (18.9 hrs at review time)
シリーズ初期ではレイラ・クロフト呼ばわりされていたララ・クロフトがヒロインのゲームです。
この人ヨーロッパでは超人気らしいですね。

さてトゥームレイダーは結構古いシリーズですが、一貫してララが主人公となっております。
過去作はマシンスペック的な都合もあり、なんか積み木人形みたいなモデリングでしたが、
本作品ではビックリするほどの超美人に生まれ変わっています。
あまりに変わり過ぎてて最初「えっ、ヒロイン変わったの?」と思ったほどです。
髪の毛とか凄いサラサラです。

モデリング的には最新最強、しかしそのため彼女は大変な苦難を背負うことになります。
過去作では猿みたいにするすると柱を登ってみたり、
高く詰まれた箱にジャンプ一発で飛び乗ったりしていましたが、
今回は頑張って飛びついて溝に手を引っ掛けてなんとかよじ登ったりとなかなか地味。
グラフィックがリアル志向になった影響で、アクションもリアル路線となった為の大幅スペックダウンです。
(※アクションゲームとして駄目、という意味ではありません。むしろ良質なアクションです)
尤もストーリーとしては所謂エピソードゼロにあたるため、もしかすると今後の展開次第では
リアルなグラフィックのまま猿のように柱によじ登る姿が見られるかも知れません。

さて、このゲームの見所は大きく二つあります。
 ①ララさんが何かと酷い目に合わされるストーリーと演出
 ②なんか色々と凄い邪馬台国

順を追って解説していきましょう。
①ですが、もう読んでそのままです。
最序盤、いきなりララさんの脇腹に穴が開きます。痛そう。
実際かなり痛かったらしく、ララさんは暫くの間大変動きが悪くなります。

常人だったら動きが悪いどころか動けないと思うのですが、その後彼女に降りかかる艱難辛苦を見た後だと、
むしろそんな軽傷で動けなくなるのかと思ってしまうのが恐ろしいところ。
地上100メートル以上ありそうな高いところからぽんぽん落下するわ、
屈強な兵士に集団でボッコボコにされるわ、腐ったような色合いの血の池に落ちてみるわと
ストーリーが進むにつれて、どんどん汚くぼろぼろになっていきます。
彼女の不幸ヒロインっぷりはただ事ではありません。
ストーリー書いた人はとんでもないサディストです。

※追記:音声設定によって日英2パターンの悲鳴がお楽しみいただけるとのコメントがありました。
製作者に負けず劣らずサドい方にはお買い得なポイントです。

さて②です。どうもストーリーの舞台は邪馬台国らしいのですが、
これが恐らく平均的日本人の知る邪馬台国とはなんか全然違う。
まず、なんか孤島らしいです。
邪馬台国は近畿か九州にあったらしいと社会科の授業で習ったのですが、孤島です。
私にそれを教えた横島先生が悪いのかと思ったのですが、wikiを見たらやっぱり近畿か九州みたいです。

しかも基本的には島への出入りが不可能。
出ようとすると嵐が起こって船は沈没、飛んできた航空機すら雷で撃ち落されます。
これでは貿易など望むべくも無く、事実上外部からの文化流入が不可能な状態。
邪馬台国は2~3世紀に存在したといいますから、およそ20~21世紀と見られるゲーム開始時点までに
普通なら人間が死滅してしまうか、残存していてもかなり特殊で独特な土着文化が定着するはずです。

そして実際ちょっと特殊で独特な文化は存在するのですが、そのベースは明らかに戦国時代とか、
凄く頑張って贔屓目に見ても鎌倉とかその辺の時代のものです。
短めに見積もっても800年くらい時代の開きがありますが、どっから流入したのよその文化!

他にも鬼と呼ばれる鬼っぽい人(邪馬台辺りの時代なら、鬼は霊を指す言葉なのに…)が
凄くカタコトな日本語を喋りながら戦国甲冑を着て金棒ぶん回してみたり、
敵の特殊部隊が「補給がこない」と言っている割にバカスカ銃をぶっ放してきたりと、
舞台設定の矛盾に突っ込みを入れていくのが非常に楽しいゲームです。
貴方もあちらにこちらに激しく突っ込みを入れながら、
傷だらけになってアクションするララさんの勇士を眺めてみませんか?

あと一応通信対戦機能もあるんですが、全然人が居ません。
実績マニアの方はそこらの実績解除するのがとても大変だと思いますが、どうか頑張ってください。
Posted 24 June, 2014. Last edited 29 June, 2014.
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16.3 hrs on record (11.7 hrs at review time)
ゾンビ解体ゲーム第二段!
いやゾンビ解体は言い過ぎました。ちょっと撃ったり斬ったり爆破する程度です。
ゾンビの皆さんは割と豪快にもげたり焼けたり粉微塵になったりするんですが、
ステージクリア時のエンドロールで「犠牲になったゾンビ役のキャスト xxxx人」って出ちゃうんだから
ちょっと待ってこれゾンビじゃなくて人間解体しちゃったんじゃないかしら。
そんな不安な気持ちにさせられる今日この頃です。

困ったことに私の周りには妙にホラー耐性の低い人が多く、
折角4人用パック買ったのに半分余らせている訳ですが、
個人的にはこれはホラーというよりはホラー風味のなんかこう…ギャグではないかと思うわけです。
というのは、例えば先に挙げた「ゾンビ役のキャスト」であるとか。
あるいはプレイヤーキャラクターが「(キャラ名)役 (プレイヤー名)」と表示されるとか。
つまりこのゲームの判りやすい真のタイトルは「B級ホラー映画ツクール」なのです。

とはいえ。
私の友人など特殊感染者に飛び掛られると驚きのあまり空に向かって威嚇射撃を始めてしまう程度には怖く、
レビューを信用して「ハッハー俺っち超怖がりだけど、きっとこのゲームなら余裕だぜ!」とプレイしてしまい、
夜中トイレに行けなくなったりしても、それは決して私のせいではありません。
そういう方はオムツ等の用意をお忘れなきようお願い致します。
B級ホラー映画大好き!という方、ゾンビを挽肉にするのが好きな方には大変お勧めできるゲームです。
Posted 5 June, 2014. Last edited 5 June, 2014.
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32.4 hrs on record
まあなんと申しますか、取り敢えず価格についてはこの際触れません。
特典についても目をつぶりましょう。ええ、大サービスです。

さて、Demon's Souls以来通算3作目となるなんちゃらソウルシリーズです。
一応前作Dark Soulsとは世界を共有しているようですがまあ全然気にしなくて大丈夫です。
正直ストーリーで語るような部分は少しはありますが重要ではありません。

では何を語るのか。
それはもう貴方と私の素敵な生き様もとい「死に様」これに尽きます。

このゲームは何かと死にます。いやいやマジで。
俺は海千山千百戦錬磨のゲーマーでしかもアクションとか超得意だしぜってー死なねえ!
そんな風に思っている貴方もばっちり死ぬのでご安心ください。

ボスに殺されるのはまあまあ当たり前によくあることです。
むしろ初めて戦うボスを死なずに倒せたら、優しくなでなでしてあげてしまうレベルです。

雑魚に囲まれて死ぬのも凄く良くあることです。多対一はまあ大体死にます。
しかし下手すると雑魚との一対一でも普通に負けます。
ちょっと強めの雑魚ならまあ負けても納得行くのですが、
気が散っている時や慌てているときなどは、弱い雑魚にやられて大変凹みます。

そしてなんと言っても転落死。
うっかり踏み外して転落、敵の攻撃を受けて転落、不意に飛んできた矢を回避したら転落と、
一言で転落死と言っても実に様々なバリエーションがあり、プレイヤーを絶望のズンドコに叩き落します。

しかし。死んで死んで死にまくるうちに判ってくるのです。
ここで戦うと転落しやすくて危ないとか。
あそこまで進むと集団で襲ってくるから細い道までおびき出してから戦おうとか。
あの敵は正攻法しかないから武器を強化してから戦おうとか。
ここなら一方的に弓で撃ちまくれるから安全に殲滅してから進もうとか。
このボスはこの武器を使うと割とあっさり死ぬとか。

更にこのゲームは他のプレイヤーが床に残したメモを読むことができます。
この先はこの武器が有効、この先に隠し通路があるなど、
顔も知らぬ先達の血と涙で築かれたアドバイスを受けることができるのです。

更に条件次第では他のプレイヤーやNPCを呼び出し、助力を得ることも出来ます。
もう勝てないとは言わせない。愛と勇気と友情の美しい結合です。
まあ彼等も敵にやられたり転落死することもありますが、
全体的に孤独を感じさせるこのゲームにおいては実に暖かな存在といえましょう。

下手なホラーゲームより余程緊張感溢れるゲームですが、
同時に悲喜こもごも実に愉快なゲームであるといえます。
あと何かと女性NPCの周りで舌がどうとか穴がどうとかそういうメモばっかりなのはどーにかしませんか!
Posted 27 May, 2014. Last edited 3 June, 2014.
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8.3 hrs on record
ぶっちゃけますが全然怖くないです。
操作はCoDとかそっち系になっていてプレイしやすくなっていますが、同時に画面もなんかそっち系というか、全体的に明るくて綺麗。前作は全編薄暗かったのに対してかなりの変化。もうこの時点で割と怖さ半減。
そもそもほぼ全編に渡って主な敵は企業の私設戦闘部隊で、人外とか実験の成れの果てとかあんまり出ない。出ないことは無いけど少ない。
一応驚かせようとはしてくるんだけど、大体急にでっかい音が鳴るとか画面に強いノイズが走るとかがメイン。陳腐。

というか、一番恐怖が削がれる理由は、ストーリーテリングに重きを置いたのは良いけれど、そのストーリーの主人公が今までのシリーズで言ってもかなり怪異の側に立つキャラクターだから、というのが結構大きいように思います。
今までの主人公もどこかしら人外ではあったけど、それが明かされるのはストーリーがそこそこ進んでからだし、概ね人間の側に立っていたのに対し、今回は序盤から色々と人外なのが明らかなうえに、明確に怪異側のキャラが親しく話しかけてくるのでこれは怖がろうにもそんなに怖がれない。
ストーリーも(このシリーズ大体全部そうですが)すっきり終わらせてくれず、続き作るの?という感じ。
取り敢えず2はまあまあ怖かったけど、3は割と普通のFPSになってしまったと思います。
Posted 14 January, 2014.
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39.7 hrs on record (21.5 hrs at review time)
ザ・品の無いゲーム4作目。品の無さが凄くパワーアップ。
一応ストーリーは前作から続いていますが、あんまり気にしなくても大丈夫です。前作も今作も登場人物が軒並み下品なことを言いながら下品に敵をぶっ飛ばしてるだけです。

今までは割とGTAライクと申しますか、言葉を選ばずに言うなら下品なGTAという具合だったのですが、今回はある経緯によりメリケンの大統領になってしまった主人公が、これまたアレな経緯で手に入れたスーパーパワーを使って高速ダッシュやハイジャンプに空中ダッシュ、機動力を生かしての接近攻撃などを使っていくことになります。

一応銃器もあるのですが、正直なところ同系統のゲームに比べて比較的出番は少ないと言えます。
銃を撃つより近付いて殴ったほうがお金掛からないし(弾丸補給にお金が掛かります)、ダッシュ攻撃は演出中完全無敵なので非常に使い勝手が良いという点もそれを助長します。

唯一空中の敵に対しては銃は割と有効に働きますが、それすらもブラストという射撃系の特殊能力があるのである程度代替が可能。
とはいえ、ブラストはチャージに時間が掛かるという欠点があり、また敵が多数の場合は流石に殴るより銃を使ったほうが素早く敵を片付けられます。下品なゲームの割には案外攻撃方法ごとにしっかり特徴を持たせていると言えます。
ただ、スナイパーライフルのような職人的美学に溢れた上品ウェポンは正直いまいち使い勝手が悪いというか、大体下品なチンピラみたいにサブマシンガンとかアサルトライフルをド派手にぶっ放してド派手に敵のおモツをぶちまけさせる方が基本早いです(※実際のゲーム中ではおモツはぶちまけられません)。

そんなゲームなので、所謂和ゲーに比べて極めて品の無いイカれたアクションが目白押しで、GTAみたいにお上品に悪事を働くのではなく、警察も軍隊も異星人も力押しでまとめてぶっ飛ばしていく具合です。
この点上品さの欠片も無いパワー!なゲーム性はなかなか愉快で爽快感に満ち溢れています。

下品下品言ってますが割と本当に下品です。わざわざキーいっこ使って急所攻撃を実装してるゲームなんてこれしかみたことありませんし。面白いけど。
あとキンジーの賢い子っぷりと可愛さは素敵だと思います。ロマンスを求めるたびに殴られるけど。
Posted 14 January, 2014. Last edited 15 January, 2014.
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104.8 hrs on record (102.3 hrs at review time)
これは色々拙いゲームです。
ぶっちゃけるとこのゲーム自体は佳作以上名作と判定するかどうかは好みに合うかどうかっていうレベルの出来なのですが、ユーザがかなり自由に様々な要素を追加できるMODにより無限の拡張性を持っている辺りがもう最高に拙い。

武器の見た目が変わります。武器の性能が変わります。敵の動きが変わります。敵の見た目が変わります。魔法のバランスが変わります。ありえない魔法が出てきます。種族が増えます。髪形が増えます。凄い美形が作れます。人が増えます。ダンジョンが増えます。町が増えます。島が増えます。大陸が増えます。景観が美しくなります。水が綺麗になります。音がリアルに鳴ります。天象が彩り豊かになります。植物がもっとリアルな配置になります。動植物が増えます。インターフェイスが変わります。基本的なシステムが変更されます。

ユーザが求める限り何年もかけてこのゲームは育ち、いつまでもユーザを楽しませてくれるのです。
あ、今日は盗賊殺しに行かなくちゃ!
Posted 2 January, 2014. Last edited 14 January, 2014.
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