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一戦一戦に重きを置いた一人称視点の3DダンジョンクローラーRPG。

戦闘はターンごとに行動の種類順（防御＞攻撃＞回復）で敵味方入り乱れて一斉に行動が展開されるコマンド選択式で、精神（MP的なもの）以外の要素は一戦ごとに全回復する上、消耗品の概念もないというシンプルな仕様。

敵はシンボルエンカウントでダンジョンを一度出ると復活するが、ダンジョンを出なければPTの再編成や精神の回復もできない為、ショートカットが開通されるまでの連戦を同じPTと限りある精神でこなす必要があり、そういったPT編成の吟味とリソース管理がこのゲームの肝となっている。

装備や編成をしっかり考えないと雑魚戦でも余裕で負けることがある歯ごたえある難易度だが、低レベルの味方を高レベルの雑魚と一回戦わせるだけでレベルがバカスカ上がる為、一度育成に失敗したから詰むといったこともない親切設計。

ストーリーはこじんまりとしていながらも説教臭くなく、暗すぎもせず、かといって取って付けたような薄すぎる内容でもなく、キャラ立ちもしていて十分に良質。

グラフィックもローポリながらもモーションはそこそこ豊富で、一時停止するシーンによってキャラが扉の鍵穴をいじっていたり、通路の先を覗いていたり、手を振ってくれたりと、戦闘以外でもよく動いて可愛い。

全てが簡素ながらも十分な質を有した良作。テンポもいいし、ダンジョン構成も戦闘バランスも程よく練られているし、内容に不満点はほぼほぼ見当たらない。ただボリュームや簡素さを考えると価格は少し高い方だとは相対的には思う。そのあたりが許容できる人には十分にオススメ。

深く楽しむには若干ハードルが高い強制横スクロールのターン制ローグライト。シレン等とは方向性が異なり、ローグライク要素は若干控えめ。

・強制横スクロール
・装備に耐久値がある
・重量制限がかなり厳しく、オーバーすると動けない
・特定クラス以外は装備品がほぼ未鑑定
・鑑定手段が巻物or識別屋のみで出ない時は出ない

といった特徴がある。

序盤は装備が落ちていても重量制限で試し斬りもできず、鑑定手段もないので拾うこともなく、ひたすら落ちている草や実を食べながら敵を倒してレベリングをし、ある程度進むと重量に余裕ができるので、装備をいくつか持ち歩いて店で売買や鑑定をして厳選、そうやって自分も雑魚も強くなってきたあたりで定期的に襲撃してくる魔王と対峙して戦闘、といった感じのプレイスルー。

装備やステータスを任意に育てるといったビルド要素は薄く、拾ったものを厳選して状況に対処していくゲームなように思う。

NPCのフレーバーテキストやクリア＆死亡時の評価テキストは質量共にあり、プレイを跨いでアイテムを引き継げる次元倉庫等の初心者救済もあるのでとっつきにくいゲームではないが、癖は強めで序盤はダレやすい。

個人的には運要素が強いようにも感じるが、WIKIを見るとテクニックや定石が多々あり、裏ボスやエンディングも色々あるようで、腰を据えてやりこめば違う世界が見えてくるのかもしれない。

とはいえカジュアルに遊ぶだけでも価格以上には十分に楽しめるので、興味があればとりえあず買って損はなし！

恐ろしくテンポがゆっくりで変化のない拠点防衛＆採掘ローグライク。
PVにちまちま採掘している様子がたまに写っているが、最初から最後まであのペースでゲームが進む。

採掘速度を強化しても下に行くほど地形は硬くなり、移動速度を強化しても移動距離がどんどん長くなるので一向に快適にはならなず、資源の大半は自機と主砲の強化に割かねば詰むので毎回強化するものが同じで、あまりの変化のなさ故に一度効率のいいやり方さえ覚えてしまえば同じプレイングでハードもベテランも初見でクリアできてしまうほどに著しくランダム性が低い。
兵器も基本は主砲だけで１～２個程度の追加兵器や設備が１時間程度の１ゲーム中に出現したりしなかったりする程度。本当に変化がない。

セールで１２００円で入手したものの、今のところは更に半値でも人にオススメはできない。ローグライクと呼んでいいのかどうかも怪しい。
ただ個人的に不眠気味で眠気に襲われるこのゲームは逆に助かるので今後もプレイはするし、アンロック要素は結構あるようなので、面白さがわかれば追記はまたするかもしれない。


・9時間ほど遊んだので追記
クリアする度に主砲やドームの防衛機構のアンロックが済み、ゲーム開始時のオプションも色々と増えていったが、結局のところやることは最初から最後までほぼ同じだったので、やはり人にオススメ出来るレベルの作品ではないように思う。

横移動のみのフィールドでターン制バトルを行うデッキ構築型ローグライク。
攻撃・移動カードは3枚まで連撃を組むことができ、何枚組み合わせても実行には1ターンしか消費しない為、敵をうまく誘導したり攻撃を躱しながら連撃を組んでコンボキルを狙うゲーム性となっている。

◯良い点
・グラフィック・BGM共に味のあるレトロ調で雰囲気◎
・キーボード、マウスでそれぞれ片手でもプレイできる
・日本語対応はほぼ問題なし
・テンポが非常にいい

◯不満点
・アンロックが進むまではデッキが常に弱く、戦い方の変化も乏しい
・コントローラ非対応かつキーコンフィグ未実装（両方実装予定はあり）
・反転や待機は画面上にボタンがあった方が個人的には嬉しい
・カード効果の詳細がカーソルを合わせただけでは見れないのがやや面倒

基礎的な部分の完成度はかなり高いので現時点でも十分にオススメ。序盤はカードの種類が少なくマンネリ化しやすいが、アンロックさえ進めば色んなコンボが組めるようになり面白くなる。正式リリースが楽しみな作品。

ランダムに選ばれた３つのタイルから１つを選んで設置し、農場を拡張しながら大家の徴収に耐え抜くデッキ構築型ローグライク。
"幸運の大家様"とあらゆる面で似ているが、底はこちらの方が浅め。

作物→牛→牛乳→チーズのような発展形のタイルの組み合わせが色々とあり、それらをどう組むかがゲームの肝となっているが、１つの発展形が別の発展形と絡んで更に発展するような要素は今のところない為、単純に各発展形ごとに最適なタイルの形を考え、別々の位置に作るといったゲーム性になっている。
タイルの種類もそこまで多くはない為、自分の選択が最適化されるまでにかかる時間は短く、飽きるのも早い。

日本語訳は質の悪い機械翻訳だが支障はなく、バグも特にない。
総じて高品質ではないが、価格を考えれば一応オススメはできるかなといった印象の作品。

ぱっと見はパーツの欠けたピタゴラスイッチを完成させる物理演算パズルだが、実際は作者の想定した解を複数あるフェイクの中から見つけ出す物理演算”風”パズル。

置ける物の向きや場所がグリッドで細かに制限されており、その上少しでも装置や他パーツと干渉すると置けないので自由度はほぼない。
また、背景と装置とパーツが強調や色分け等がされていないので視認性が悪く、どのパーツを自分が置いたのか元々設置されていたのか区別がつきにくい。
中でも歯車の設置が特にストレスフルで、どう見ても干渉していなくてもおけないなんてことがザラにある上に、そういうストレスでしかない設置可能場所探しがメインのパズルまである。

グラフィックは綺麗で日本語訳も問題なく、ステージも豊富で作りも丁寧だが、こういったゲーム性が自分は楽しめなかったので物理演算パズルとしてはオススメしない。
ただしセールで９割引近い価格で売られているので、ちょっとピタゴラスイッチできれば満足くらいの感覚で買うのであれば十分なクオリティを有しているとは思う。

多足ロボで壁面を移動して採掘で資源を集めてロボを強化し、定期的にある襲撃を退けつつ壁面を探索していくローグライトな採掘タワーディフェンスの凡作。

絶対に勝てないゲームを何度もプレイして溜まった資金で装備を強化するといったサイクルを10時間くらいやったらクリア、という流れを同開発元のNecrosmithから完全に踏襲している。
強化終了＝クリアなのでプレイヤースキルはクリアまでの時間が短縮される程度の影響しかなく、クリア後にはヌルゲーが残るだけで楽しめる要素もない。

ほぼワンコインで10時間も遊べれば十分ではあるのでNecrosmith同様にオススメにはしているが、世界観も操作性もグラもいいのにこんな値段と作り込みで投げ売りするのはマジで勿体ないと思う。

建物を縦にやたらと積み上げていくとバランスを崩して倒壊して爆発炎上したりする、若干の物理演算シミュ要素があるカジュアル街作りシミュ。

日本語も問題なく、チュートリアルも充実しており、特に不満のないゲーム…であればよかったが、カメラ操作が自分には合わなかった。

というのもカメラの水平移動が固定の4方向にしかできず、垂直移動も真上と斜め30度くらいの2つしか選べない上に、建物をクリックして情報を見ようとするとカメラが勝手にその建物をズームして中央に捉えるのが個人的には非常にストレスフルで、これなら他の街作り系ゲームでいいかなとなってしまった。

そういった面を許容出来る人であればセール時の価格であればオススメ。

色々と惜しいゼルダライクなアクションRPG。

古き良きBGMとグラ、探索しがいのある作り込まれたフィールドにそこそこ広いマップ、真新しさはなくも及第点はあるストーリー、上質な翻訳等、良い要素はある。

ただストーリーが壮大になりそうでならない、キャラクターが重要人物含めほぼコピペグラ、キーコンフィグが謎初期配置かつ変更しても微妙、常にポーズしてアイテム回復できるが故に殴り続けるだけで勝てる戦闘バランス、イベントもテキストのやりとり程度で演出やBGMの変化もほぼない等、低予算さや粗が目立つ部分も多々ある為、全体としてみると良作とは言えないと思う。

古き良きRPGが好きな人ならそこそこは楽しめるかもしれない。

高難度なStSライクのデッキ構築型ローグライクの良作。開発が本当に神。
※v1.0.5でボスの事前可視化、調整等で初心者に若干優しくなった。
※v1.0.6でボスの討伐報酬の選択肢が増える等で更に優しくなった。
※v1.0.7で難易度調整幅がより広く、暗転オプション等も充実した。
※v1.2.0で敵・味方共に大幅にカードが追加され、更に楽しくなった。神。

特徴として隊列の概念があり、同じ列にいる前面の敵に対して前面の味方から攻撃をしたりされたりする為、攻撃・被弾時のHPやステータス異常をよく理解した上で作用する順序を考えて行動しないと一瞬で壊滅したりする。

そういった複雑なゲーム性に加えて敵があらゆるデッキのメタをはってくるので難易度が非常に高いと最初は感じるが、クリア不能かというと全然そんなことはなく、凍結キャラと反撃不能な手札による攻撃手段を少々混ぜておけば次第に５回に１回くらいは勝てるようになる。

バグや誤訳以外だとお守りは１カードに３つまで付けられること、混乱は敵に味方がいないと普通に攻撃してくること、オカエシは凍結で防げること、攻撃力上昇カード等は手持ちのカードにも使えること、クラウンはキャラ以外にもつけられることなどは事前に知っておいた方が楽しめるかもしれない。
なんでも試してみると案外柔軟にできたりする。

グラフィックは可愛くBGMも小気味好い、総じてクオリティの高い定価相応の価値は十分にある良作。

不満点は頻繁にある画面の切り替えシーンがホワイトアウトなので年寄りの眼には物理的にダメージが入る点(1.0.7で明転＆暗転の選択が可能に！)、パッケージのかわいい子が実は登場しない点、デイリーランにチータースコアがほぼ毎日ある点、あとは…カミツキはやめようね！（半ギレ）

３０時間くらいで全実績解除まで遊んだけれど、たぶん今後もデイリーをちまちま遊ぶくらいには楽しめたし好きになれたゲーム。難しいけど最後まで遊ぶ価値はある。オススメ！

P.S.
いまだにデイリーランやアプデの追加要素をちまちま遊んでるけれど本当に楽しい。
テンポが非常に良くサクッと遊んでサクッと終れるのがマジで神。もっと流行れ～！

★★★★★★★ バージョン 1.2.0（2024年6月7日時点）に存在する誤訳 ★★★★★★★

１．コンパニオン
・ティンカーソン・Jr.（Tinkerson Jr.）
　×　場にある間、手持ちの全てのジャンクに受けたダメージと同じだけの攻撃力を与える
　◯　場にある間、手持ちの全てのジャンクに自身と同じだけの攻撃力を追加する

・ニードル
　×　手持ちのすべてのジャンクを破壊し、さらに１枚ごとにドロー１を破壊する
　◯　手持ちのすべてのジャンクを破壊し、１枚ごとにドロー１

２．アイテム
・ベリーの剣（Berry Blade）
　×　ハートを前にいる味方が受けたダメージと同じだけ回復する
　◯　前にいる味方のハートを与えたダメージと同じだけ回復する

・ボーンスクレイパー
　×　敵を倒すと同時に味方一人をギセイにする
　◯　敵を倒すとギセイ扱いになる

３．お守り
・スコーチベリーのお守り
　×　ハートを半分減らす　攻撃力をハートと同じ値にする
　◯　ハートを半分減らす　攻撃力にハートと同じ値を追加する
・まねっこのお守り
　×　デッキまたは控えにいるランダムな仲間1人のエフェクトを交換する
　◯　デッキまたは控えにいるランダムな仲間1人のエフェクトをコピーする

４．敵
・オクトバム
　×　自分または味方が4インクを失った時に発動する
　◯　壊れた時、敵と味方の全員に4インクを与える

５．ベル
・力の太陽のベル
　×　デッキ中の対象となるアイテムカード2枚に＋2攻撃力を追加する
　◯　デッキ中の対象となるアイテムカード全てに＋2攻撃力を追加する