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Posted: 27 Jul @ 11:02pm

私はパッケージ版AOC時代からのファンなのですが「下手の横好き」レベルの腕前で、対人戦はまだ一度もやったことがありません。
でもPC必要スペックが高くなく値段も手ごろなこともあり、対AI戦だけでも十分過ぎるほど面白くて元が取れるゲームだと感じます。
ただし、かなり人を選ぶゲームでもあります。
ライト寄りの日本人ゲーマーに好まれる「キャラの育成」という要素が全くないので、勝つためには上級者の動画を見て参考にしたりしつつ、ひたすら練習を続けるしかありません。
その意味では、格闘ゲームや落ち物パズルゲームに近いプレイ感覚です。

良い点
ターン制戦略ゲームにはない独特の緊張感が味わえる
ルールが比較的単純で見た目にもわかりやすいため、RTS系ゲーム未経験者でもとっつきやすい(チュートリアルも親切)
キャンペーン(歴史上の戦いを再現したストーリーモード)以外のマップはランダム生成されるので半永久的に楽しめる
「ブレイブハート」「グラディエーター」「キングダム・オブ・ヘブン」などの歴史映画の大規模合戦シーンが好きな方には特におすすめできる
「中世」という時代設定のため、アジア・中東・アフリカ・ネイティブアメリカン系の文明でヨーロッパ系文明を打ち負かすこともできる(というか、それがさほど不自然ではなくできる)

悪い点
日本人のユーザー人口が少なく、対人戦の敷居が高い
対AI戦だけの範囲でも、難易度が高くなればなるほど操作量が増えるので腕が疲れる
自軍の軍事ユニットは基本的に攻撃指示を与えない限りは視界に入った敵しか攻撃しないので、すぐ近くで激戦が行われているのに何もせず棒立ち状態なユニットがしばしばいたりするのは理不尽に感じる
勝つためにはできるだけ効率よく内政基盤を整えた後に軍事ユニットを絶え間なく生産し続ける(ほとんどのユニットは基本的には使い捨てに近い)必要があるが、そちらの操作に手一杯になると戦術レベルの細かい操作をする余裕が無くなるので、「鮮やかな戦術を使って華麗に勝つ」という面白さは味わいにくい(つまり、結局は数でのゴリ押しになりやすい)
AIがゲームを放棄(負け宣言)をするのが早すぎる気がする。個人的には、もう少し悪あがきしてくれた方が面白いように思う
AIの難易度の「難しい」と「非常に難しい」の差が大きすぎるように感じる
一応日本語訳はされているものの、誤字や日本語には本来無い字体の漢字も多い(主にキャンペーンモードの説明文で)
パッケージ版AOC時代から慣れ親しんだ文明やテクノロジーの日本語名称の一部が変更されていることにやや違和感がある(例:トルコ→オスマン帝国 栄誉戦→花戦争など)
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