JR EAST Train Simulator

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東海道線1865Eの運転曲線 (2023年6月版)
By 秋山アキラ
東海道線1865Eの定時運転に必要な項目をリストアップします(運転曲線動画付き)

※ 2023年6月の時点
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運転曲線動画
駅間の速度はどれくらい出す?
もちろん制限速度に従うに必要がありますが、制限速度がない区間(直線)ではどれくらい出せば定時が取れる速度です。

東 京~新 橋:75km/h以上
新 橋~品 川:90km/h(制限速度を抜けたら一気に加速)
品 川~川 崎:90km/h(スピードが80km/hを切ったら再加速)
川 崎~鶴 見:95km/h以下
鶴 見~横 浜:105km/h
横 浜~戸 塚:95km/h以下
戸 塚~大 船:110km/h(以降、再加速必要なし)
大 船~藤 沢:110km/h
藤 沢~辻 堂:95km/h以上(以降、再加速必要なし)
辻 堂~茅ヶ崎:100km/h以下(以降、再加速必要なし)
茅ヶ崎~平 塚:90km/h以上(以降、再加速必要なし)
平 塚~大 磯:出せるだけ出す(100km/hと110km/h制限に注意)
大 磯~二 宮:110km/h以上
二 宮~国府津:105km/h以上(以降、再加速必要なし)
国府津~鴨 宮:90km/h以下(以降、再加速必要なし)
鴨 宮~小田原:85km/h以上(以降、再加速必要なし)
小田原~早 川:70km/h(以降、再加速必要なし)
早 川~根府川:65km/h
根府川~真 鶴:65km/h
真 鶴~湯河原:90km/hくらい(直線区間のみ)
湯河原~熱 海:100km/h(トンネル内の直線区間のみ)

※ 5km/h単位なので、以上や以下=自分で5km/h以内の範囲で調節してください(例:90km/h以上の場合、91.5km/hでノッチオフ)
車両の性能や加速・定速・抑速・制動のコツ
E233系3000番代のスペック:

MT比:6M4T(モーターがついている動力者が6両で付随車は4両)
起動加速度:2.3km/h/s
最高速度:120km/h
ブレーキ性能:4.2km/h/s

加速もMT比もブレーキ性能もそこそこいい車両と言えます。おまけに定速、抑速スイッチが付いており、かなり運転しやすい車両と言えるでしょう。

加速

基本P1で起動し、TIMS(右のモニター)にモーターに電流が入ると次の制限速度によるがP2~P5まで入れます。P1の起動加速度は抑えているが、P2~P5の起動加速度は変わりません。次の制限速度に対して何ノッチ(P)に入れる?

  • 45km/h以下 = P2
  • 60km/h以下 = P3
  • 75km/h以下 = P4
  • それ以降 = P5(制限速度が長い場合、P4にいれてもいい)

なぜそういうノッチの入れ方をする?

各ノッチの定加速領域が違うからです。例えばP2の場合、2.3km/h/sの加速度を維持できるのは20km/hくらいまでで、それ以降の加速度が落ちます。P3はP2より高いスピードまで持つが、P4まではかなわない。P5はフル加速なので性能いっぱいまで2.3km/h/sという加速度を維持できます。

運転士は戻しノッチと繰り返し加速が嫌い(そんなに悪いことではない)そうです。もちろん乗り心地が損ないます。なので、できるだけ加速を維持しながらノッチを戻さないようにします。あるいはノッチオフ(N)に戻したとしても、加速度がいい感じに減っている。例えば東京駅を出たあとの45km/h制限、P1だったら45km/h以上まで加速できる余力はありません。最低のノッチはP2です。なので、P3~P5は入れないようにしています(時間がある限り)。

定速

前述の通り、E233系には定速スイッチが搭載されています。60km/h以上且つP5に入れた状態で定速スイッチ(キーボードではWキー)押すと、押した速度が記録してコンピュータでモーターの出力をコントロールし、その速度を維持する。下り坂に差し掛かると、電気ブレーキを使って抑速する。ノッチオフしたら解除されます。

非常に便利なスイッチでありますが、速度維持のためモーターを常時電流が流れるためエコ運転とは言えませんし、コンピュータでもそんな正確に速度を維持することができません。加減速を繰り返し逆に乗り心地を損ないます。あんまり多用したくありません。

抑速

下り坂では制限速度を超えないよう、55km/h以上且つN(ノッチオフ)にした状態で抑速スイッチ(キーボードではWキー)を押すと、押した速度が記録してコンピュータで電気ブレーキを掛けて速度を一定以上超えないように制御する。加減速操作(B1あるいはP1)に入れると解除されます。

しかし、上り坂では速度が落ちてきます。しかし抑速はその速度を超えないように制限するため、定速スイッチみたいに再加速することはありません。

じゃあ、定速スイッチ一本でいいじゃん?でもよく考えてください、定速スイッチを入れるにはP5に入れる必要があります(フル加速)。下り坂で運転士がP5に入れてまで定速スイッチを使いますかね?抑速ブレーキだって付いてますし・・・乗り心地をどうしたらいいんでしょう?

制動

E233系は新しい方の電車です、ブレーキにあんまり癖がありません。高速から定速まで安定したブレーキ力が得られます。電車は急に止まれませんので、感覚でコツを掴めましょう。制限速度のための減速だけは・・・

JR東日本が推薦するブレーキの掛け方(停車)は「1段制動、階段緩め」っていう、ブレーキは一回で必要なブレーキ力を得て、速度が落ちるに連れ、段階的にブレーキを緩めて、最後は弱めのブレーキで止めます。もちろん一回だけで必要なブレーキを得ることは難しいです。いきなり強いブレーキを掛ける必要がありますから乗り心地も最高とはいえません。

初心者に「感覚でブレーキをかけろ」を言うのは無理がありすぎなので、HUDの数字を見てまず平凡なブレーキの掛け方を練習しましょう。

まず言っておきますが、15両編成の場合は、停止目標は15か共通二択なのでホームの端っこまで行きます。まずB5に入れて、15両の最後尾の停止位置に到達した瞬間の速度が85km/hになったら、よっぽどの下り坂でないと(横浜とか)まずオーバーランはしません。

速度・残り距離・ブレーキの関係:85km/h・300M・B5

今は停止目標(停目)が15になっている話ですが、ゲーム内では10両編成なので、停目10両になっていることが多いです。ホーム進入~停目10両までの距離は200Mしかありません。

速度・残り距離・ブレーキの関係:70km/h・215M・B5

ではここからブレーキを1段に弱めるタイミングをリストアップします:

速度・残り距離・ブレーキの関係:85km/h・300M・B5
速度・残り距離・ブレーキの関係:70km/h・215M・B5
速度・残り距離・ブレーキの関係:60km/h・175M・B5
速度・残り距離・ブレーキの関係:50km/h・130M・B5
速度・残り距離・ブレーキの関係:40km/h・90M・B4
速度・残り距離・ブレーキの関係:30km/h・50M・B4
速度・残り距離・ブレーキの関係:20km/h・23M・B4
速度・残り距離・ブレーキの関係:10km/h・8M・B3
速度・残り距離・ブレーキの関係:5km/h・3M・B2
速度・残り距離・ブレーキの関係:2km/h・1M・B1

を基準としましょう。
チェックポイントはいつも残り距離とブレーキノッチがおすすめです。

例えば、130MのチェックポイントB5に入れた状態で速度が50km/hより低い場合、そろそろB4に緩めるべきだと伝えています。逆に130Mの時にスピードが55km/hの場合、B4に弱めるところか、B6までに強めることを考えるべきだということです。

停止後、空気圧を200kPa以上維持したら列車の転動を防ぐことができます。E233系には停止した状態の列車の空気圧が200kPa未満の場合、空気圧のバーは赤く点滅します。

B6が怖い人?私もその一人です。なので、私もできるだけB5しか使いません。
2 Comments
秋山アキラ  [author] 7 Jun, 2023 @ 8:48pm 
ガイドを2023年6月のゲームバージョンをもとに一部変更しました。
Macgyver-J 18 Mar, 2023 @ 11:27pm 
とても役に立ちました。 貴重な資料の共有に感謝します。
-韓国で機関士を夢見た大学生より-