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このゲームを語る上でいうことは一つのみ！
ダンスしかなし！
ダンスしかなし！！

このゲームは所謂高難易度登山ゲーライクのゲームだが全く違う。Getting Over It with Bennett FoddyやJump Kingといった先人達が評価されているのは、独特な操作感やシビアな判定で全然進まなく、理不尽なクソゲーだ！と感じるのに頑張って続けているうちに試行錯誤して技術を高めていきクリアした時の達成感・自分自身の成長感が感じられるからだと思う。
その点このゲームはバグで落ちたり幾多の初見殺しで落としたりと登山ゲーでやってはいけない事をしている。配信映えはするので実況者向けのゲームであるが、登山ゲーを遊びたいなら全くおすすめできない。

PVで主要っぽいキャラ演出しておいて自分の1週目は半数近くがあうことなく終了
いくら安価だからってそれはどうなんでしょう？

このゲームを飲み物繋がりでVA-11 Hall-Aのようなゲームだと思って買う事はオススメしない。
「これはきっとこういうことだな」「〇〇はもしかしてXXだったのでは？」というついつい裏を勘ぐってしまうミステリー思考の人にもオススメしない。
自分はどちらにも当てはまっていたが今となっては恥じている。これはそういうゲームではない。

先ずは上記のような先入観を捨てよう。
次にゆったりプレイできる環境を整えよう、コーヒーが用意できればそれがベストだ。おつまみもあるといい。
そうしたらゲームを始めよう。美しいグラフィック、個性あふれるキャラクター、ネクロバリスタを彩る引き込まれるBGM
そして考えさせられるストーリー。それを観客として眺める。これだけあれば十分でしょ？

残念ながら欠点も多くセーブのし辛さ、ボリューム不足、ボイスがない（ここは今となってはない方がよかったと思うが）
キーワードシステムの説明不足、恵まれた設定を生かし切れていない…といくらあげてもキリがないのも事実。
でもそれを突っ込むのはクリアした今では野暮だなと思えてしまう。

改めて、ゲームを楽しみたい方には強くオススメできない。
でもやってよかったなと思える、そんな素敵な「ネクロバリスタ」でした。