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Yayınlanma: 13 Kas 2018 @ 15:32
Güncellenme: 13 Kas 2018 @ 18:29

2017年10月。

500個近いゲームが積まれている私のライブラリの管理タグが正しければ、それが私がこのゲームを買った時です。

Steam上でこうやって明言することはあまり多くありませんが、私はうつ病の患者です。
取り返しがつかないくらいに頭と身体を壊し、今や1日にたった2時間椅子に座れた日をとても体調が良いと呼ぶくらいには、私の頭の何もかもが壊れてしまいました。
1日の平均睡眠時間は12時間から14時間になり、うつ病の症状を抑えるために、その薬が肝臓に大打撃を与えると分かっていながら飲み続け、あるのかどうかも分からない脳の自然治癒だけを祈ってもう何年も布団の上で虚無に包まれて過ごしています。
回復する兆しも無く、……ああ、『そういえば私は去年も一昨年も似たような事を言っていました。きっと来年も再来年も、私は同じような事を言っているのでしょう』 。


それが私に残された人生です。


うつ病患者の最悪な事って、何だと思いますか。
身体が上手く動かないことですか。精神が不安定になることですか。死にたくて仕方なくなることですか。
私は、あくまで個人的にですが、全てに対して「違う」と答えます。

うつ病が人間にもたらす最悪の症状は、「かつて人生を全て捧げるほど大事だったはずのものにさえ何の感情も抱けなくなる」ことだと私は思います。
『私はゲームが特別上手いわけではありませんでしたが、私はゲームが好きでした』 。
いりす症候群!の表で45万点出せるユーザーが一体この世に何人いるでしょう?マインスイーパ上級を83秒でクリア出来る人間がこの世に何人いるでしょう?タイピングで1分間に600打鍵出来る人間がこの世に何人いるでしょう?
さながらGetting over itのように、私はただ、下手な自分を罵りながら上達していくゲームが、この世で何より好きでした。

そして私がうつ病になってから、私は何も出来なくなりました。
アニメも見なくなりました。本が読めなくなりました。漫画さえ辛くなりました。あんなに大好きだったゲームの数々さえ、もう私の心には灰色の砂漠がざあと凪いでいるようにしか映らなくなってしまいました。
私のパソコンラックの脇には、あんなに感動したはずのゲームの続編、Steins; Gate Zeroのパッケージが、もう1年半も埃を被ってただそこに佇んでいます。

私はもう何年も、私の壊れた頭を少しでも目覚めせてくれて、没頭させてくれる何かは無いかと、ゲームや漫画を買い続け、そして何も出来ないで自分を責め続けているのです。

そんな私がせめて出来ることと言えば、ソーシャルゲームで時間を潰すか、携帯でニコニコ動画を見ることくらいでした。



名前は伏せますが、私には大好きな動画投稿者がいました。

私はその方の作品が、とてもとても好きでした。

全ての動画を2桁回は見ているくらい、本当に本当に好きでした。



その人が、最近ある動画を上げました。
そこには "illumine" の文字がありました。動画を見て、それが大昔に買ったゲームであることを私は思い出しました。
ああ、このゲーム買ったなぁ、やりたかったなぁ、でももう私には出来ないのだ、うつ病に罹って長年放置されて全てを奪われた私の頭には、もう……
私は、少し郷愁を覚えながら、まるで自分の代わりにプレイしてもらっているかのように、ちょっとだけ泣きそうになりながら、その人が楽しく編集した動画を、いつもの他の動画と同じように何度も何度も繰り返し見ました。

その動画は、視聴者のゲームへの興味を惹く形で終わっていました。



『もしかして、続けた先に──

──何か、あるんやろうか……』



その琴葉茜の言葉に対して、私は7.5時間のプレイ時間と、そしてこの壊れた頭と共に断言するでしょう。
私の頭が少しでも興味を持ったのだから、どれほどぶりか分からないくらいに本気で何かがやりたいと思ったのだから、毎朝どんなに辛くても起き上がって、普段は1週間に3回も起動しないパソコンに電源を入れてSteamを開いてillumineをプレイして、
何回死んでも、何回理不尽な初見殺しを食らっても、懸命に対処法を覚えて、だけど1日1時間か2時間くらいしかプレイ出来なくて、こういうゲームの腕だって昔よりずっとずっと下手になっていて、
それでもこんな頭でどれほどぶりかも分からないくらいにこんなゲームの全実績を解除して、何か大切なものを一つ取り戻した気がする私は、きっと断言するでしょう。



続けていたら、きっといつだってそこには何かがあるのだと。





『私はゲームが特別上手いわけではありませんでしたが、

それでも私はゲームが好きでした。

──ゲームが優しかったからです』
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