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Showing 51-60 of 70 entries
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21.4 hrs on record (17.8 hrs at review time)
「サイコーのビデオゲームヒーローになりたいのなら、他のヒーローをみーんなブチ殺しちゃえばいいじゃない!」
溶けかかったイチゴサンデーをすすりながら執筆に悩む小説家のように紙くずの山を積み上げ、ついに書き上げたのは【死ねリスト】。
NO.1ビデオゲームヒーローを夢見る少女、Wrynがリストの上から順に他のヒーローの本拠地へ殴り込み!
果たして彼女の願望は実現するのだろうか・・・?


<衝撃の主人公>
Bleedはアクションゲームとして素直に捉えても面白い作品なのですが、僕にとってショックを与えたのは「バカかわいい」という萌え属性を見い出させたことでしょう。
主人公のWrynちゃん(ゲームフレンドの方によるとラインとかルアインとか読むらしい)は、おそらく少女として発育した乳とか尻とかの健全な肉体を持ちながらすっごいバカなんです!
どのくらいバカかと言うとこんな調子。
・悪食にもサンデーとホットコーヒーを一緒に飲んでいる上に、お互いを側に置いているのでサンデーが溶けまくっている。
・書き損じた用紙を捨てまくった末に出来た文書のタイトルが「死ねリスト」。
・しかも字が絶望的にヘタ。
・ラスボスをリストに「The Idiot」と書きなぐる。うんざりするほど人のこと言えない。
・ビデオゲームヒーローの頂点に立つには、わるものをやっつけて実績を重ねるとか広報活動をするとか、そういう思考は一切持たずに「他のヒーローを全員殺せば世間が自分をナンバーワンと認める(はず)」という謎の独自論理を持っている。
・でも確かに身体能力が高くて銃器の扱いも豊富。スーパーパワーもしっかり備えている。


<ゲーム解説>
BleedはSteam Greenlight選考を通過したハイスピードアクションシューティングゲームです。ノスタルジックなグラフィクス、2Dスクロールですが僕たちに確実なアクションゲームの楽しさを伝えてくれることでしょう。
プレイアブルキャラクターであるWrynの能力はシンプルに言って4つ。
・ゲージのある限り無限に使えるスローモーション。
・3段加速ブースト。
・壁蹴り。
・プライマリ&セカンダリウェポンの使用。

最大の特徴はなんと言ってもいつでもどこでも使えるスローモーションでしょう。使用するとキーを押し続けている間、スローモーションとWrynを中心としたズームアップがかかります。
このゲームは基本的に進行が早く、普通にプレイしていると「そんなの避けられるわけネェ!」といった局面ばかりなのですが、スローモーションを使うとアラ不思議。ちゃんと窮地を乗り切れるようになっています。
(スローモーション能力を使う使わないで回避の結果が異なるのは、実際のところWrynが加速していることを意味しており本当は加速装置と呼べる能力なのですが、便宜上スローモーションとしています)
スローモーションはゲージがある限り使えますが、ゲージを使い切ってしまうとオーバーヒートしてしまい、リチャージ中は使用ができなくなってしまうため、いかにスローモーションゲージを刻んで使っていってオーバーヒートさせないかのプレイが重要になっています。

3段ブーストは通常ジャンプの後に出せる加速アクションで使用中は紫のオーラエフェクトがかかります。空中移動をするものなので通常ジャンプも含めて実質4段ジャンプ能力を無制限に使えます。

壁蹴りは壁に向かって出す反転動作で、主にブーストと組み合わせて回避や高い場所に上がる目的で使うアクションです。

ゲーム中に使える武器はプライマリとセカンダリの2種類。ゲーム中に得たポイントで各種の武器を買うことができ、プレイ中にいつでも武器の編成を変更することができます。

それぞれの操作のクセに慣れる必要がありますが、感覚を覚えるとスタイリッシュな回避アクションに浸ることができるでしょう。スローモーション、ブースト、壁蹴り。これらのアクションを上手に組み合わせた時、このゲームは素晴らしいプレイの爽快さを生み出してくれます。
プレイヤーからの視点を意識した、スロー中のWrynの顔や腕の作り込まれたアクションにも注目してみてください。

Bleedはライフ制ですが意外にも回復アイテムらしきものが見当たりません。つまり一定回数の被弾は確実なミスを意味します。そして恐ろしくあっさりゲームオーバーの文字を見ることになるでしょう。
ところがコンティニューすると基本的にミス地点に近い場所からの再開になるので、アクションの失敗点を反省しながら適度なスパンでやり直すことが前提のゲームになっているわけです。
このプレイのテンポを損なわないトライ&エラー方式は非常に僕好みで、ゲームのスピード感と共にその魅力の虜になってしまいました。

全7ステージ構成で4つの難易度のある通常モードの他に、難易度設定を細かく調整できるコンテニュー不可のアーケードモードと最大3体までのボスキャラクターを同時に出現させられるチャレンジモードも搭載。
プレイアブルキャラクターもアンロック方式で3人追加されるため、低価格帯のゲームとしては十分すぎるほどのボリュームになっています。
古典的な荒いドット絵のバカかわいいWrynちゃんが愛おしく見えてきた頃には、きっと操作にも慣れてこのゲームの魅力が十分に伝わっているのではないでしょうか。
あなたもこの爽快な2Dアクションゲーム「Bleed」をプレイしてみませんか?
Posted 6 March, 2015.
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65.3 hrs on record (63.1 hrs at review time)
ベルリンにおいて生存者たちが合流し、結成された「ナチゾンビ撲滅隊」は今やカール・フェアバーン、エフラム・シュヴァイガー、ボリス・メドベジェフ、ヘルマン・ウォルフ、ベス・コールマン、マリー・シェバリエ、アンナ・ボチカリョーワ、ハンナ・シュルツ、ビル、ゾーイ、フランシス、ルイス、ニック、スピッター、コーチ、エリスの総勢16名の大所帯になっていた。
味方が多いことは心強いことこの上なかったが、隊としては人数を持て余しているのが現状であり、何かと行動しにくいということで、カール・フェアバーンの提案によって、カール率いる「ナチゾンビ粉骨隊」とビル率いる「ナチゾンビ砕身隊」の2分隊に部隊を分けるということになった。

「というわけで、わしらの分隊はこの北ルートから侵攻してサガマタレリックを集めていくということになった」
暗がりの中、開いた地図とコンパスを見ながらビルが明かり代わりにラッキーストライクへ火を灯す。
「まあ悪くはねえとは思うけどよ、じいさん。俺たち8人でもまだ多い気がするぜ」
フランシスの言うことは最もだった。北ルートの狭い地下鉄で行動するにはせいぜい4人が適正な人数に思える。
「乱戦になったら僕またニックのドタマ撃ち抜いちゃうかも」
「てんめージミー・ギブズ・ジュニア!!今度やったら確実にブチ殺すからなお前」
エリスの誤射を奇跡的に逸らしたニックは右即頭部の頭髪がジョリッとなくなっていた。
「分隊をさらに分けるというのか」
「まあいつも4人でやってるしな俺ら」
銀紙を剥きながらチョコバーをくちゃくちゃやってるのがコーチ。
「それはいいとして人選は…」
「ハーイ!ハーイ!」
ゾーイが協議に割り込む。
「あたしは、あたしとスピッターとフランシスとエリスがいいと思いまーす!あとは残りでやって」
「僕とフランシスが組んだら百人力さ。ねえフランシス」
「おうよ」
「えっ…それって」
「女とゲイ野郎だけなら安心ってか?」
ベッとニックが唾棄する。
「だってニックのスーツ臭いし…」
「ニックそれ捨てなよ」
「うるせーよ!ジミー・ギブズ・ジュニア!どんなにヘドまみれでも3万ドルのスーツだぜ?」
そうは言ってもショッピングモールの服屋でかっぱらったに過ぎないスーツである。
「クワォクワォ」
ふむ・・・と少し考えたビルが顔を上げる。
「じゃ、やれやれ・・・わし、ニック、コーチ、ルイスの分隊と」
「あたし、スピッター、フランシス、エリスで決まりね」
ハァとビルはため息をついたが「まあいいじゃろ…好きにやれや」と折れた。
やりぃ!とゾーイはスピッターとハイタッチ。
だがニックは思い出したように言った。
「けどよ、ロー(ロシェル)はどこ行ったんだ。ここんとこ見かけねえんだが」
「誰だっけそれ」
「最初いたような」
「あれ、これロシェルじゃないの?」
「ローはこんな口割け女じゃねーよ!」
「あのー…もしかして…ロシェルさん感染した…?」
ルイスが禿頭(とくとう)を掻く。
「は?」
「いやそれ確かにロシェルさんかもしれないけど、感染してスピッターになっちゃったんかもなあって」
「アホか!俺たち抗体持ってんだぜ?いやでもまさか…な」
「でもスピッター強いし。強酸でナチゾンビ溶かすよ?」
「俺らもあぶねーじゃねーか!」
「でもピルくれるよ?」
「俺ら自動回復じゃねーか!」
ビルがシュツルムゲヴェーアを肩にかけて立ち上がった。
「まあそのあたりの話はパーティが終わってからにしようや」

その頃、件のロシェルはヒトラーと新生ドイツ第三帝国の戦略について対談していたのであった。


ゾンビアーミートリロジー。
ベルリンは瘴気に包まれた善からぬ企みの地。


STEAM初級者向けソフトウェア。
http://gtm.you1.cn/storesteam/app/301640/
Posted 6 March, 2015. Last edited 11 June, 2021.
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17.8 hrs on record (12.4 hrs at review time)
あのヤマから時は流れ・・・上海に渡ったリンチは精神病が治り仕事に恵まれ彼女もできて人生上向き!
新たな仕事も任され、確かな腕を持つ人手の必要性を感じたリンチはかつて組んだことのあるケインを上海へと呼び込む。ところがこのケイン、今ではとんでもない厄病神と化していた。全てのツキを失ったリンチ。やはりアンダードッグにはアンダードッグの生き方しかできないのか?

映像演出実験作品です。動画投稿サイトの圧縮映像のようなゲーム画面に手持ちカメラの手振れがドキュメンタリー性を盛り上げます。特に切り刻まれた表現が生々しいです。カバーシューターとしては平凡な出来ですが、セールで安くなっていたらこの映像を観るためにお金を支払ってもいいと思わせるものを持っていると思います。
Posted 23 February, 2015. Last edited 1 March, 2015.
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42.2 hrs on record (42.2 hrs at review time)
GAIJINさんが僕に言いました。
「ヨーロッパで性はOK。暴力はNG。アメリカでは暴力はOK。性はNG」
僕の知る限りドイツ以外ではそうなのでしょう。日本ですと性は半OK。暴力も半OK。そんなところでしょうか。

さてHuniePop。僕はこのタイトルに注目しておりました。日本にはない絵のラインとバリエーションに惹かれた訳です。丁度GAIJINさんから見た日本製女の子のイラストを見たときの逆視点にあたるのでしょう。
チュートリアル前に登場するビッチな格好で登場するキュウというキャラクターが気に入ったので、この子に肩入れしようと思ったのですがこのキュウはパンツの妖精であり、性のアドバイザーなので、肩入れできるけど本来の姿でないとできないという、なかなかトンチキな初ステップを踏ませて頂きました。
で、キュウなんですが僕のスマホにどこから発信してくるのか「道具を送ったから早いとこ手をつけて夜に片付けちまえ」なんてメールを送りつけてくるわけです。なんてやつだパンツの妖精。

タイトル画面から見ての通りキャラクターの色分けがすごい。この子らワールドストリートファイターズなんじゃないのってぐらいキャラ差がありまして。由美かおるみたいな名前のハスキーボイスな日本人やら、人に会って最初の一言が「gaaay」という口からバブルマンを吐き出し軽くゴスってる子だの、そもそも生活が戒律に縛られてんじゃないの?って子まで。ヨガー。
だが次の瞬間、僕はこの子たちがフルボイスの英語で話すことに非常に興味を覚えたわけです。いったいこの子達は何を言っているんだろうと。好奇心の誘惑というのは力が強いもので、数分後には「ジーニアス英和辞典(改訂版)」を片手に、彼女たちの言葉に真剣に耳を傾けている自分が居たわけです。
真面目そうな大学生の彼女が言いました「ねぇあなた○○?」。○○が解らないので辞書を引くと・・・あぁ大学生だし資料の話ねって返事をするとびっくりするぐらい噛み合わない。おおまかに何を言ってるのかはわかるものの辞書を引きなおすと「○○=ヤク」と。ドラッグの話だったんかい!あんたドラッグって表現も別な会話で使ってるじゃないか!と突っ込んだところでしょうがないので髪型をツインテールにしてやる。
髪真っ赤っかの口からゲロのような単語しか出ない子も面白い。なんせ単語が下劣すぎて辞書に載ってない。う~ん。♥♥♥♥♥♥♥♥♥・イズ・ビューティフル。しかもデートに誘うと普段ゴスっぽいのに恐ろしく無難な服を着て来やがる・・・。メッチャおもろいな君。


と、ここまで書いておきながらここから先の話は成人していない方は読んではいけません。いいですね?約束ですよ。これはクソレビューです。罵って下さい。


どうも出自がフランスのキックスターターだったということで性の表現規制に凄まじい執念を見せるところがあり、後頭部を木製バットで殴られたような感心を覚えました。STEAMだしアメリカだしってことで、ビジュアル的に強い性表現はどんどん自主規制しちゃおうねって体裁を装いつつ、なんか体液とか若干染みてるしどうにも自主規制しているように思えないわけです。
(どうも特にフランスでは性の表現に自由を求める意識が強いらしい)
性表現について半OKの日本人からすると「やっぱアカンかったんとちゃうの」と感じさせつつも、当の製作者は1歩も引かないどころかSTEAMのフォーラムに「このパッチをダウンロードして当てるんだ!STEAM版も表現規制のない状態でプレイできるぞ!」と書き込む始末。すぐに粛清されてパッチはシベリア送りになったのかダウンロードできなくなっておりました。
(この件の詳しい経緯についてはHuniePopに詳しいArkbladeさんが補足コメントを寄せてくれました。このレビューのコメント欄へ行って解説を読もう!ArkbladeさんによるHuniePopレビューもすごいぞ!)
まァさすがに懲りたろうと僕は思っていたのですが性の革命闘士であるHuniePopは膝をつかない。そもそもHuniePopは「STEAM版」と「STEAMy版(意味不明)」の2つが存在するのですが、STEAMy版を自分のPC内に入れておくとなんと、セーブデータが勝手にSTEAM版と統合されるんですね。そして統合された状態になるとSTEAMで起動しても自主規制なし版でビジュアルが展開されます。なんという不屈の精神。
もう「俺たちのHuniePopはありのままの姿でリリースしたいからこそキックスターターまで募ったんだぞ」という初心を貫こうとする信念すら感じます。

HuniePop。数ある女の子のたくさん出てくるSTEAMのゲームの中で僕は最も好きです。
(注:♥♥♥♥♥♥♥♥♥=STEAM規制用語とのことで勝手に変換されました)



<ゲームガイドはこちら>
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=409330206

HuniePopのレビューについてはArkbladeさんも素敵なレビューを書いておられるので、
ぜひこちらも読んでみてくださいませ。
<ArkbladeさんのHuniePopゲームレビュー>
http://gtm.you1.cn/id/arkblade/recommended/339800/
Posted 5 February, 2015. Last edited 18 March, 2015.
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15.5 hrs on record (15.1 hrs at review time)
COOPをしたいPCゲーマーには近年になっても「協力(ローカル)」「途中参加不可能」「シングルプレイ不可能(!?)」とガッカリCOOPゲーのリリースを突きつけられ、誰の為に製作されたんだと夜な夜な枕の端っこを噛み締めてぐしょぐしょに泣いていたわけですが、もう泣くのはおやめ。ちゃんと遊べる小規模COOPゲームだよ!
「アクション」「4人COOP」「途中参加可能」「ゲームパッド使用可能」と僕らのCOOP欲をぬかりなく満たしてくれてMeltdownが颯爽と登場だ!考えるな!撃て!狙え!
このゲームは非常に景気良くレベルアップするため、1ゲームすると大体何かしらのポイントアップがあり、装備の更新が止まらず理性的な脳を台無しにしてしまうほどの中毒性があるという。内容も非常にカジュアルなので幅広い層をゲームに誘えるぞ!
(セールで4パックがたったの445円なんて安すぎるよ)

スチちゃん…Meltdown…しよ?
Posted 2 February, 2015. Last edited 2 February, 2015.
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4.4 hrs on record
カナダで李氏朝鮮の歴史を学んだレズビアンの方が製作したゲームです。
日本語版の無かった頃はゲームの進め方が良くわからず続行を断念した経緯がありましたが、近年日本語化されたので誰でも内容に触れることができるようになりました。

<概要>
日本を含めて古代における日本の近隣諸国では男尊女卑は当たり前で、家系を追っても女性の名が記されていないのが普通です。また、アメリカの西部開拓時代においても男尊女卑が普通であったのを僕は知っています。製作者の女性の住んでいるカナダにおいて男性と女性の立場がどうであったのかは、僕の関心の埒外にあることなのですが、少なくとも李氏朝鮮の男尊女卑文化は製作者に多大な衝撃を与えたようです。
「李氏朝鮮」という単語を聞いてあなたは歴史モノ?といった印象を受けたかもしれませんが、本作はSFビジュアルノヴェルです。あなたの目的は幽霊船同然の宇宙船ムグンファから、船内で何が起こっていたかを記すデータログを回収して依頼者に渡し、報酬を受け取ることです。
古めかしいMS-DOSのようなコマンド操作型のオーバーライド端末から、あなたはムグンファのログにアクセスするのですが、途中で「ヒョネ」と「ミュート」という人工知能に接触します。この二人にはログの調査に好意的で、内容を詳らかにしたいログを読ませることによって補足の説明を与えてくれます。これによってあなたはただログを読むだけでは得られない隠された真実に迫ることができるのです。
ログと真実。二人のAIはそれらを読んであなたがどう思うかについて最大の関心を持っています。あなたの思うままに感想を述べてあげてください。それは今後の物語の結末に大きな変化をもたらすことでしょう。

<その魅力>
基本はログを読んでAIに意見を求め、存在すれば付属のデータログを追加で提出させる手順になります。基本となるログは李氏朝鮮文化で構成されているので、多くの方は初めからじっくり読んでも馴染みにくい人名や文化背景で話が頭に入ってこないのではないかと思いますが、それで問題はありません。基本ログは同じものを二人のAIに見せるため、二人の見解の違いを聞きながら基本ログを再読することになるので、だんだんと全容が理解できるという巧妙な仕組みがあなた没入感を与えることでしょう。少なくとも日本におけるコンピュータゲームのビジュアルノヴェル脚本品質は"Suck"と相場が決まっているものですが、この作品では読み手にストレスを与えずに基本ログを再読させるという驚異的な手法を用いているので、脚本の質を高いものに押し上げています。
また、あなたは実際にAIに会って対話している訳ではなく、オーバーライド端末から船内の通信機能を使ってAIに接触しているにすぎません。時にはAIから離れてオーバーライド端末操作から、自力で目的を得なくてはならないパートが存在します。ただピザとコーラに耽りながらEnterキーをチャコチャコと叩いて垂れ流される文章を読むだけはなく、時には指の油をきれいに紙で拭き取ってキーボード操作に取り組む必要があるのです。

*これはミソジニーなのか?*
ミソジニー要素は高いと感じています。僕は中国の小説である「紅樓夢」が大好きで(日本では読んでいる人が少ないようで残念に思っている)、紅樓夢もやはり男尊女卑の世界から貴族や使用人の物語を綴った作品なのですが、現実的に直面をしているものの男尊女卑の側面は間接的なものに留めているようであったのに対し、本作「Analogue A Hate Story」では理性的な人物は殆ど登場せず、蛮行としか言いようのない男の仕打ちや女の同性愛が文章の全面に押し出されています。製作者は李氏朝鮮文化に蛮族じみたインパクトを強く受けたのではないでしょうか。女性の観点から男性を非難する主張は作品中に繰り返し描かれていたと思います。これだけ製作者の思想を隠さずに表現しているゲームがSTEAMから配信されいることは極めて珍しいことなので、興味を持ったらゲームに触れてみることをおすすめします。僕の中ではビジュアルノヴェルの脚本の魅せ方に深い感心をした作品です。

(※本レビューはストーリーの核心とレイシズム要素に触れないようにするために筆の色合いを変えながら進めたことをご了承ください)
Posted 20 January, 2015. Last edited 25 January, 2015.
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20 people found this review helpful
19 people found this review funny
4.3 hrs on record (4.1 hrs at review time)
「畜生SUI!しっかりしろ!」
道の終わりは潮騒の暗闇に包まれる間、悲鳴を挙げる。これは芥でもある。それは芥、芥である。オートバイの2つのエンジンとアウトドアジェネレータに関係は全くなかった。私が埠頭で軽い眩暈を感じる間、蛍光ブラシにより適用されたパトカーに進める時には、予期されるようにこれが大英帝国領域であり、私が救われるかどうかに関わらず、認識を持つ蛇の目は視界に入る。私を見る3つの影が逃走する。それはそのような可能性ではなかった。88の日本の円は費やされるべきであるか?議論の余地は今でもあるだろう。長くされる三角形木馬が乗り越えられず、たとえ側に入れられた三角形木馬を越えていても拡張した時、私が選択を全然持っていないとしても、悦びを感じる為だった。突然、私の後ろから音が聞こえたけれども、誰もいない。そこにはやはり無数の芥が。
私も婦警になり、それは3番目の年であったけれども、身体は回避することの経験を持っていた。もし21世紀に私がまだBI創造者教育であったならば、本格的な娼婦がそれをつけるので、その時も名状しがたい裁量が求められたと言える。
苔むした小船が向こうに押される時、再び私が見た未熟な建築法は、どれくらいそれがあったかの小さい石礼拝堂を想像しない。中のプログラミングは完全で、それは限界を越えていたけれども、私は勇気を集めて好奇心を誘惑する。しかし、酷い状況のカーテンは数分遅く切断し、それは落ちた。自動機械だったのだ。
Posted 19 January, 2015. Last edited 19 January, 2015.
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53 people found this review helpful
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4.4 hrs on record (2.9 hrs at review time)
双截龍…それはベルトスクロールと多彩なアクションを組み合わせた全く新しい・・・。

最近STEAMでトリロジーというタイトルをよく見ますがなんかの流行なんでしょうか。僕がトリロジーで印象に残っているのはエイリアントリロジーというFPS。(アクレイム)
ゲームトレイラーを見ていたらDouble Dragon: Neonがあまりにも残念なダブルドラゴンだったので、ネオンにはさっさと見切りをつけ、嗚呼旧作がやりてぇと思っていたところにDouble Dragon Trilogyのリリースだったので500円玉握り締めて飛びついたわけです。
起動してみると、うむ。HUDは違うもののこれはダブルドラゴンだ。懐かしさと共に龍尾嵐風脚(りゅうびらんぷうきゃーく)!ジョアジョア!アーケード版と違って処理落ちでスローになり難いのが嬉しい。
トリロジー独自調整としては各面をクリアするとヘルスが全快します。30000点でエクステンド。コンテニューは2回までの固定。妥当な調整だと思いました。
BGMは8Bit版とアレンジ版の2種類を選択可能。アレンジ版は特に聴く価値を感じないので自称8Bit版の方を流してます。ローカル協力プレイの他にネットワーク協力プレイ機能があるっぽい(未確認)

<Ⅰ>
操作は方向キー+パンチ・キック・ジャンプの組み合わせ。技の出し方はネットで検索してみてください。
ダブルドラゴンの面白いところは敵をぶん殴るとフレーム単位で割り込んで反撃してくるし、リーチの届くか届かないあたりでウロウロし始めるところでこれがまた小憎らしい。少しでも隙を見せるとボッコボコに叩きのめされます。どうにかプレイヤーの後ろを取ろうとするものや、前触れもなくナイフやら手榴弾やら(当たるとゴッソリヘルスが減る)を躊躇いなく投げてくるのは完全に殺しにきているわけです。なんて素晴らしいルーチンの組み合わせ!
オススメはパンチ→密着→キック連打の髪つかみキック。1セットの威力が高めで反対方向に投げることもありません。反撃能力の低いタイプの敵はどんどんこれで押しましょう。
それからダブドラ1といえばやっぱりア・レ。パンチ+ジャンプで出せる肘打ち。肘打ちは威力高め、無敵時間が長くて攻撃判定も長く残る最強技。異様に強くてこれ1本でクリアまで行けます。あまりにも強いので封印したい気にもなりますが、大男や反撃の早い敵にはパンチやキックがあまり有効でないので、普通にプレイしているとなんだかんだでお世話になる技だと思います。
それから方向キー2度押しで出るチョーパン(頭突き)にはご注意下さいな。罠技でほとんど当たらない上に隙丸出し、そのうえ暴発しやすいというシロモノ。方向キーをガチャガチャやるとすぐ暴発するので、いったんニュートラルに置くことがスムーズなプレイに必要になってきます。

<Ⅱ>
正式には続編というよりダブルドラゴンⅠのバージョンアップ版です。操作関係が見直され、Ⅰでバカ強かった肘打ちに下方修正が入り、邪魔でしかなかったチョーパンが廃止されました。技も増えたので僕はⅡが一番好きです。
敵が側転したりとか砂のように塵化したボスがまた生き返ったりと不思議な演出面での強化もありましたっけ。操作は方向キー+前攻撃・後ろ攻撃・ジャンプの組み合わせ。Ⅰとは違うのでご注意を。
チョーパン廃止でストレスなくレバガチャができるようになり、龍尾嵐風脚というド派手な技も出せるようになりました。いやらしい敵のルーチンは相変わらずです。

<Ⅲ>
双截龍を極めるために修行していた二人がなぜかロゼッタストーンの秘密を探りにエジプトまでワールドツアーする謎のシナリオ。怪奇路線推しはⅡ以上に露骨です。そしてその動きはダブルドラゴンというよりゴールデンアックスのそれに近いという。
しかしこのⅢは技をショップで買わないとならないとか、敵がコイン投入させるためにひたすらプレイヤーを殺しに来る北米版。ビリー兄弟、陳兄弟、大山兄弟、ユキーデ兄弟の面々は最初からなんて選べません。
とりあえずビリー兄弟のⅢだけで出せる技である頭尾龍神拳を何回か出して満足しました。
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=375576461

Ⅰ、Ⅱ、Ⅲとプレイしてみて違和感のようなものは感じられませんでした。旧作ダブルドラゴンシリーズとして遊べる内容だと思います。プレイに何十年もブランクのあるゲームなのでその難しさを噛み締めるように当時を懐かしみながらプレイしています。
Posted 16 January, 2015. Last edited 25 January, 2015.
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1.1 hrs on record
すごいんだぜ。実質シングルプレイヤーモードがないんだよ。最初の「インターネットゲーム」がSTEAMのフレンドを呼べときたもんだ。トップに配置されてるモードがこれだからどう考えてもこれがメインモードだよね。「47人のフレンドがすでにこのゲームを持っています」おーすげえ。って、インストールなんてまずしてないでしょ!いやしてたとしても大半が未プレイ同然のプレイ時間じゃないか!ちょっと待って、冷静に考えてみよう。いいか。問題はプレイに至るまでのシチュエーションだ。Okay、クールダウンしよう。「ねぇねぇSpace Farmers、しよ?」「おっと、それは面白いゲームなのかい?」二の句が続かない!だってフレンドを誘うには説得する為のゲーム内容を知っていることが必要 → ゲーム内容を知るにはフレンドを誘うことが必要 → 地獄の無限ループ → ぐわー頭がー!頭がわれるー!ゲームに論理で殺される!エスパー目覚めちゃう!日本語、日本語の情報を見せてよ!そんなもんはない!日本語レビュー?僕が今書いてるレビューまがいのこれ以外のどこに!?と、に、か、くだ、世界のどこかでこのゲームのプレイヤーをサーチ!「これだけのゲームがサーチされました」されました、って白紙だろ!完全に!シングル状態で進められないのにプレイヤーが見つけられる可能性なんて限りなくゼロだって!言ったろ最初に!言ってない!とりあえずみんなちょっと起動して終わり&カード出して終わりだから多分みんな内容なんて知らない。当然このゲームへのレビューは「おすすめ」で、「ユーザーレビュー: 非常に肯定的 (122 件のレビュー)」!85%が肯定的!
Posted 25 October, 2014. Last edited 25 October, 2014.
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9.4 hrs on record (9.2 hrs at review time)
リボルバー拳銃がハンマーを起こさないと引き金を引けず、ローディングゲートを開いていちいち1発分ずつ排莢と弾込めをしなくてはならない時代。

酒場にはかつて名うての賞金稼ぎだったサイラスじいさんがやってきた。さまざまな修羅場をくぐり抜けてきたであろう、じいさんの話に興味津々の客は酒をおごって昔話の口を開かせた。
じいさんの口からは自身の体験談として古今東西ありとあらゆるアウトローの名が出された冒険談が語られたものの、そのあまりにも活躍しすぎるサイラスじいさんの物語に、最初は真剣に聞いていた客もだんだんとホラ話なのではないかと疑い出す・・・。

西部劇シングルFPS!さらりと聞けて!スルリとクリアできる!じいさんの話の訂正によってプレイヤーに見える映像が訂正される「訂正システム」搭載!話を聞けば聞くほどもっと続きを聞きたくなる!てんこ盛りになった有名西部劇映画へのオマージュ!そして到達するあっと驚くフィナーレ!
君もサイラスじいさんの冒険談に耳を傾けてみないか!?なぜか定価からして安いんだぜ!
Posted 18 October, 2014. Last edited 18 October, 2014.
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