日本では公開されないような映画をSTEAMで観ることができるぜ！スゲェぜSTEAM！STEAMの時代来たな！ってことでセール時に激安価格で売られている映画を買い漁ってみました。メチャ安いぜ！さぁ週末はSTEAMでポップコーン片手に映画だ！

タイトルの「ジ・カイン・コンプレックス」は「兄弟コンプレックス」という意味。有名クレイアニメ「ウォレスとグルミット」みたいな顔の造形をした親父さんが自身のPTSDと戦うホームインベイジョンホラー。

ある事件により重度のPTSDを抱えた親父さんは、恐怖を紛らわすために毎日酒びたり。備えている銃の確認を繰り返す。そんな日々に奥さんは心配するが、親父さんの病状は隣で寝ている奥さんに突然チョークスリーパーを決めてしまう程に悪化。親父さんの意思とカウンセラーのアドバイスを考慮した結果、奥さんと子供たちは一時的に別居することに決める。だがそれは全くの正解で親父さんのPTSDは現実となり、ついに4人のナイトメアがマイホームの侵略を始めたのだった…。

奥さんの愛撫が本気すぎるのと、守護天使ちゃんがおっぱい丸出しなのでスチ倫R-15指定（なんとなく）
STEAM中級者向け映画。（※映像作品のため返金対応不可）
http://gtm.you1.cn/storesteam/app/413220/



（※注意）ここからのレビューは一度視聴した方向けです。
パッと見、いかにも低予算っぽい映画という印象を受けるかもしれないのですが、視聴してみた素直な感想としては「よく撮れているな」と。映画の構成としては大きく3つのフェイズに分かれるかと思います。


＜銃器いじり＞
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=624119947
プロップガンを用意するのすら困難な日本の低予算映画の場合、銃器類はトイガンで済ませることが少なからず見られ、それがいかにもオモチャっぽくて小道具が作品全体をチープに見せてしまう遠因だったりするのですが、さすが外国製映画はそのへんの難易度は低いようで、作動部分に傷の入ったリボルバー拳銃のシリンダーが詳細に映っていたり、PTSDで用意していたM14（民間用のM1と見るべきか？）のチャージングハンドルを浅く引いて薬室の弾薬を確認したり（病的な事にいつでも瞬時に発砲できるようにしている！）と、この辺りの細かな演出には感心させられました。


＜屋根裏でのうごめき＞
http://gtm.you1.cn/sharedfiles/filedetails/?id=625611207
マイホームでの戦いということで、親父さんは勝手知った文字通り自分のホームである屋根裏を駆使します。ナイフで切り開いて入った通風孔で身をよじり各部屋の様子を観察、ダンボールに入ったガラクタで撹乱の仕掛けを作ったり、突き出た釘を逃走に利用したりなどなど…。この屋根裏という非常に限定的な舞台においてのシーンがとても濃い。撮影に使える限られた範囲を上手く活用している例だと思います。


＜格闘描写がすごい＞
役者さんの詳しいプロフィールは一切知らないのですが、おそらく親父さんとクラウンマスクを被ったナイトメアは格闘技経験者だと思います。特にクラウンマスクの人は動きが軽快で普通じゃありません。親父さんもこんな顔こそしてますが、アクションシーンをしっかりこなせる人なので視聴者はびっくりするんじゃないでしょうか。クライマックスは親父さんと3人のナイトメアによる格闘戦です。そして親父さん得意のチョークスリーパー。相手のナイフをそんな風に止めるなんて！と驚きの体術を発揮します。この格闘シーンのフェイズは必見です。

低予算映画に見せかけて重厚なシーン構成。アクション。バイオレンス。
これがセールならたったの149円で観ることができてしまうのかと、きっとあなたのコストパフォーマンス欲求を満たしてくれる映画になると思います。
STEAMは激安で映画を提供してくれる新時代のステップへ──。

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