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Опубликовано: 19 мая. 2021 г. в 6:15

2020/09にフリーゲームとしてリリースされたが、高評価と大きな人気を得た事から本格的な制作体制へとシフトすると共に有料化されている。

逃走型のホラーゲームで、プレイヤーはヤンデレのサイコちゃんから逃れて校舎から脱出するのが目的。扉を開くには4桁の暗証番号が必要でこれは4つの教室内の黒板に分けて書かれている。鍵を見付けながら順次教室を回って番号を探る事になるが、校舎内の電源がオンになっていないと数字が読めないので、敵にオフにされたら電力室へと繰り返し訪れないとならない。

現バージョン(Alpha 2.1.2)ではこの標準モードが難易度2種。他にチュートリアル的な位置付けとされる昼間設定のヤンデレモード(本編主人公の友人としてプレイする)、夜中の高難易度ヤンギレモードが用意されている。

Alpha 2.0にて校舎は作り直されたし、日本語の黒板や貼り紙等のテクスチャーもちゃんと用意されてはいるが、廊下の幅が広過ぎるなど構造のリアルさレベルはそれ程でも無い。全般的にグラフィックスの方は現状ではクオリティは高くなく改善はこれからだろう。日本語対応しているが翻訳の方はまだ途中で怪しさも目立つし、サイコちゃんのボイスは日本語だが明らかに日本人では無く台詞は妙な感じである。操作やサウンド等の設定項目関連もまだ無しという状態。

一般的にこのタイプのゲームでは「如何に逃げ回るプレイヤーを怖がらせるか」, 「逃走をスリリングで緊張感に富んだものにするか」がポイントだが、この作品が成功している理由はそれ等とは別のユニークな手法を採った事にある。追っ手のサイコちゃんはヤンデレでプレイヤー(主人公)の事が好きなので、プレイヤーを発見したら全力で殺しに掛かる一般的なホラーの追っ手とは異なり、むしろ一直線に殺しには来ないというゲーム性なのが特徴。

ヤンデレモードとヤンギレモードが随時切り替わるというシステムで、ヤンデレモードの際には攻撃的では無い。主人公を発見したら常に襲って来る訳では無く、隠れながら距離を保って付いて来たりする。教室内の主人公をガラス越しにじっと眺めていたり、扉の外で待ち伏せしている事もあり(待ち伏せ攻撃は他でも使われる)。教室内に入って来ても扉の鍵を閉めてからジワジワと距離を詰めて来るなど直線的には追い掛けてこない事も。また主人公を捕まえても攻撃してくるとは限らず、話し掛けてくるだけとか、アイテムをくれるとか、気絶させてから別の部屋に連れて来てかくれんぼを始めたり等。

基本的にはステルスで回避するが、HP制で攻撃を受けても常に即死する設定では無く「一撃死攻撃も中にはある」というデザイン。回復や防御アイテムも有り。ある程度攻撃するとヤンデレモードに切り替わるので逃げるチャンスを得られる, ロッカー内に隠れられる, 突き飛ばして逃げられるといった救済システムも有り。

このゲームの一番の面白さとは「サイコちゃんが見せるヤンデレとしてのプレイヤーに対する多彩な行為」であり、アップデートの方も現段階では「その行動パターンを増やす」, 「AIを複雑化する」という点をメインに進められている。逃走型ホラーゲームは終始緊張感を要求されるのでホラーゲームファンの中でも好みが分かれるジャンルだが、この作品では敵が見せる意外なアクションや反応を楽しめるという面を持っているので、同ジャンルが苦手という方でも楽しめる可能性はあり。

現時点ではフリー版時代のバージョンがitch.io等からまだダウンロード可能である(標準モードのみをプレイ出来る)。
https://habupain.itch.io/saiko-no-satuka
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Комментариев: 1
Stimpy (JUNK-Painter) 13 сен. 2022 г. в 19:26 
素晴らしいレビューです:p2cube:
最初ゲーム画面見た時はチープでつまんなそうって思ってましたが
このレビュー見て無性に欲しくなりました:HappyPACMAN: